Maple 64bit 版は64bit OS 環境下で動作しますので、大規模メモリを用いた処理が可能です。
例えば大規模な配列処理を行うには、大容量のメモリが必要になります。行列のサイズが 25,000 x 25,000 で、要素が 8 bytes 浮動小数型の場合、その配列で必要となるメモリ量は 4.7GB (≒ 25,000 x 25,000 x 8 bytes )を超えることになりますが、64bit 環境の Maple ではこの配列を扱うことが可能になります(32bit 上の Maple では扱えません)。
なお、Maple では、配列(行列)の要素となるデータ型を指定したり、配列(行列)の形態(スパース、上・下三角、対角、3重対角等)を指定したりすることが可能です。これにより格納に必要となるメモリ量を効率的に管理することが可能になります。
ただし、32bit 版および 64bit 版共に、Maple は OS 側から配列の格納に必要となるメモリ領域をアロケーションします。従って、各 bit 数で計算される理論値と同等のメモリ量を確保することは残念ながら出来ないことにご注意下さい。
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