部会目的・分野

プラントモデリング部会の目的

制御システム開発において、制御対象のモデリングは極めて重要であり、多くの制御理論における制御設計の起点です。SICE内でもシステム同定などが精力的に研究されてきていますが、複合物理領域におけるモデリングや物理と統計モデルの統合など、今後発展すべき分野が数多くあります。

本部会は、制御対象モデルを効率よく開発し、タイムリーに制御システム開発に提供することができる環境を構築するため、産学官の研究者と技術者が情報を交換し共有すること、また、必要な研究と技術を集中的に促進するための研究活動の場を提供することが目的です。さらに本部会は、制御対象モデリングの継続的発展の場でもあります。制御設計・適合・検証との関係も強く、産業界から発展が強く求められる分野ですので、多くの分野からの参加が期待し、SICEと制御部門のさらなる発展に貢献することを目的とします。

プラントモデリング部会の担当分野

機械・電気・流体・伝熱・化学反応系などが統合された複合物理領域の制御対象モデリング環境は未成熟であり、物理モデルと統計モデルの統合理論、FEMやCFDの分布定数系モデルや複雑な集中定数系モデルから簡易なモデルを導出する方法論、物理モデルや実験データからモデルの構造情報を取り出す方法論なども十分発達しているとは言えません。
本部会では、

  • 複合物理領域のモデリング
  • 物理モデルと統計モデルの統合
  • 複雑なモデルから簡易モデルを導く方法
  • 数値計算と数式処理の統合
  • 制御設計、適合、検証、実装、メンテナンスとのシームレスな連携

などの研究によって、効率的な制御システム開発に貢献することを目指します。また、制御システム開発の要求分析から検証までのプロセス管理、モデルとデータの管理を含む制御対象モデリングにおけるツールチェーンを構築するための標準化を視野に入れています。