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特集:これからの産業社会と数学

Mathematics for Industryシンポジウム開催報告

去る2011年9月12日(月)、東京アキバプラザ(サイバネットシステム本社ビル)にて、『Mathematics for Industry シンポジウム』を開催いたしました。
数理技術は、金融、暗号処理、画像処理などの分野での産業利用は進んでいますが、ものづくり/製造の場への適用は 長年の課題となっています。本イベントは、数理技術の適用の事例紹介に留まらず、数理技術を根付かせる上での技術 /人材交流(採用)/仕組み作り、などについて、アカデミックと産業界の方々に踏み込んだ意見交換をしていただく 場として開催されました。当日のプログラムは下記の通りです。

◆ 基調講演

・ 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 所長 若山 正人 氏
技術の未来を拓く数学 「マス・フォア・インダストリ」〜数学と産業界の連携を目指して〜

■ 産業界で数理技術の利用、普及に努められている方々から、以下のテーマでご講演いただきました。

・ マツダ株式会社 技術研究所 中本 尊元 氏
「マツダにおける自動車関連技術開発での数理技術の活用事例紹介」

・ 株式会社富士通研究所 デザインイノベーション研究部 主任研究員/
九州大学 大学院数理学府 マス・フォア・インダストリ研究所 教授  穴井 宏和 氏 「ICT企業における産業数理とものづくり」

・ 株式会社 本田技術研究所 四輪R&D センター 足立 由夫 氏
「数式処理による自動車乗心地性能設計手法」

・ 株式会社豊田中央研究所 車両システム研究部 熱流体基盤研究室 主席研究員 近藤 継男 氏
「数理的最適化手法に基くモノづくりの実現に向けて」

■ 最後に、弊社グループ子会社であるMaplesoft社の山口 哲が、「Maplesoft が取り組む“数学的”ものづく りの実現に向けて」というタイトルで講演させていただきました。

 

この催しには、実に200 名を超えるお申し込みをいただき、セミナー後のアンケート反応も9 割以上のお客様にご 満足いただける結果となりました(有効回答数120 件)。以下、主な反応とコメントをご紹介いたします。

また、大学との共同研究、人材交流の事例紹介がありましたが、アンケートでは36 名の方々から「共同研究の可能性あり」も しくは「今後可能性あり」という、大変積極的なご回答をいただきました。本シンポジウムが契機となり、産学の交流が促進さ れることを期待しております。

今回は自動車業界の多数の事例をご紹介いただきました。今後も‘数理技術の産業界への展開’をメインテーマに他分野にも 目を向けたシンポジウムを行いたいと思います。

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