バージョン 8.6 リリース情報

2018年6月にLightTools 8.6をリリースいたしました。
LightTools 8.6では公差解析、逆方向シミュレーションの光線データ光源サポート、光学的接触機能の強化、自由曲面設計、ライトガイドデザイナーなどに関する様々な強化の他にも、Windows 10の正式サポートが行なわれました。新機能の概要を以下に紹介します。

詳しい情報は、リリースノートをご覧ください。
※この資料の閲覧・ダウンロードには、ユーザーIDとパスワードが必要です。

閲覧にはユーザー登録が必要です。ユーザー登録はこちらから。

公差解析機能

LightTools 8.6で公差解析機能が追加されました。照明光学系の製造可能性を予測し、製造コストを管理するための公差解析機能により、設計者はどの公差がシステム性能に影響しているのかを把握できます。さらに、公差範囲を微調整した場合の各種性能への影響も即座に確認できるようになります。この公差解析機能は、LEDを利用するライトガイド、LiDAR、イメージングシステムの照明部品など、精密な製造を必要とする照明光学系歩留りの改善に寄与します。
※ご利用には最適化モジュールが必要です




LEDコリメーターの合否判定


中心強度値の公差評価(緑:試行回数のヒストグラム、赤:ヒストグラムの近似曲線、青:累積分布)

逆方向シミュレーションの光線データ光源サポート

シミュレーション結果の精度を高めるには、光源に測定データを使うことが有用です。ただし、この測定データは効率良くシミュレーションが行える逆方向シミュレーションではサポートされていませんでした。LightTools 8.6ではこの問題を解決し、シミュレーション精度の向上とシミュレーション時間の短縮を実現します。さらに、光線数の少ないデータの場合でも、精度の高いシミュレーション結果を確認できるよう改良されています。


光線データ光源を用いた、順方向シミュレーションと逆方向シミュレーションの結果比較

光学的接触機能の強化

LightTools 8.6で大幅に機能強化された光学的接触機能は、部品同士の接触面を自動検出し、さらにはそれらの面を自動で接触処理が行えるようになりました。この機能により、境界面の設定に時間を使うことなく、手作業による作業ミスも無くすことができます。3次元CADソフトからデータを取り込んで利用しているユーザにとって、作業効率を大幅に改善できる機能です。


自動接触機能により複数面を一括で接触処理(左:接触処理前、右:接触処理後)

自由曲面設計機能の強化

この自由曲面レンズにおいて、設計機能マネージャーの光源タブに[2番目のレンズ面を含める]というオプションが追加されました。 このオプションを使用すると、光源と自由曲面の間にレンズ入射面としてコーニック面を追加できるため、レンズ入射面の定義をより柔軟に行えます。この新しい機能は、点光源や大きさのある光源の光収集効率を向上させるのに役立ちます。つまり、コンパクトで効率の良い自由曲面レンズを設計できます。自由曲面設計機能では、照度や強度の分布ターゲット、光源の収集角度と配光分布、その他のジオメトリ設定に基づいた自由形状(反射面もしくは屈折面)の設計と最適化が行えます。 LightTools 8.6では従来の点光源に加え、矩形型光源や光源測定データを始めとする様々な種類の光源をサポートします。さらにはいくつかの自由曲面設計のオプションも拡張されています。


平行光線を用いた自由曲面設計

ライトガイドデザイナーの強化

ライトガイドデザイナー機能においては、均一性と出射角度の両方を同時に最適化できるように機能強化が行われました。この機能強化により、利用者の手作業による介入を減らすことができるため、大きく設計作業を効率化できます。


自由度の高い形状やターゲット設定

NURBS 曲線および補間曲線の追加

LightTools 8.6でモデリング機能が拡張されました。下図に示すようなNURBS曲線および補間曲線を使用して、ワイヤーフレームエンティティを作成できるようになりました。


NURBS曲線と補間曲線

これらの新規曲線は、3D CAD プログラムで作成された入力ジオメトリの代わりに、ポリラインなどの脚注やスウィープライトガイドで使用できます。また、最適化機能や公差解析機能でも使用できます。


新規曲線でスウィープライトガイドを作成

Stereolithography ファイルへの出力のサポート

3D プリンティングによく使用される stereolithography (.stl) ファイルへの出力がサポートされました。下図に示すように、この機能は LightTools 基本モジュールに組み込まれており、[File ( ファイル)] > [Export ( 出力)] メニューからアクセスできます。


File > Exportメニュー


出力前(左)、出力後(右)

その他

  • Windows 10の正式サポート
  • データ変換モジュールがCATIA V5 R26をサポート
  • CADファイルエレメントの機能強化
  • ユーティリティライブラリ、サンプルモデルライブラリ、材質ライブラリ、光学特性ライブラリ、ガラスカタログの更新

補足

LightTools 8.6で追加されるすべての機能に関する詳細な内容は、LightTools 8.6リリースノートをご覧ください。

LightTools 8.6リリースノート
(閲覧には、LightToolsサポートサービスのユーザー登録が必要です。)