レイパス機能

「光源から出射した光線が、どういう順番で面を辿って追跡を終了したか」をレイパスと呼びます。レイパス機能を使うと、異なるパスを通る光線を自動的に識別できます。そのため、望まない光線(ゴースト光、迷光、フレア等の原因となる光線)が発生する原因箇所を効率良く見つけ出す事ができます。

下図では、全ての光線が同じ順番で面を辿って受光面に入射しています。そのため、全ての光線は同じ色で表示されています。

下図では、1本の光線が、他の4本の光線とは異なる順番で面を辿って受光面に入射しています。そのため、1本だけが異なるレイパスとして認識され、その結果、異なる色で表示されています。

レイパスデータを取得することで、以下の様な結果を確認できます。

  • 同じ順番で面を辿った光線の合計パワー
  • 光線が辿った面の順番

また、光線が辿った面の順番や組み合わせを指定し、その条件に適う光線のみを抽出する機能もあります。

レイパス機能を使う事で、

  1. 望まない光線はどういう順番で面を辿ると発生するのか
  2. 望まないレイパスにおける合計パワーはどの程度なのか(望まない光線が問題となり得るのか)

等を細かく解析する事ができます。

レイパス機能使用例

ヘッドランプロービーム配光分布

測定結果から性能の良否を判断する事は可能ですが、不具合があった時に「何が原因か?」までは教えてくれません。
レイパス機能を使う事で、特定の場所に集まる光線を確認して、どの部品のどの部位で不具合の原因となる光線が発生しているのかを効率良く探す事ができます。そして、その影響を確認したり、対策を行う事に繋げたりできます。

レイパス機能は、「何故このような結果が得られたのか」その原因の発生箇所を効率良く見つけ出すのに役立ちます。