2016.07 「Guide50」を参考にした子供の安全に関する調査
この時期、子供たちは夏休み、というご家族も多いと思います。
警視庁によると、5月〜7月は子供の交通事故件数がピークを迎える時期で、中でも7月が多いようです。厚生労働省の統計を見ると、子供の交通事故は年々減ってきていますが、消費者庁の「子供を事故から守るプロジェクト」のデータによれば、交通事故や誤飲なども含む「不慮の事故」の数はまだまだ多くあります。
さて、皆さんは「Guide50」というものをご存知でしょうか。
正式には「ISO/IEC_Guide50」と呼ばれる国際文書であり、内容は「子どもの安全を守るためには、どういうことを考えて取り組んでいかねばならないか」ということに関する指針が全49ページに渡って述べられています(英文)。
ISO(国際標準化機構)のサイトから冒頭部分を参照することができます。有償ダウンロードで全文を読むことができます。
対応原語は英・仏・露のみ
日本での認知度は高くないように思われますが、海外での認知度は高く、遊具や自動車など様々な工業製品にもその安全設計において考慮されています(例えば自動車のエアバッグは幼児に対して使用すると危険なため、幼児を乗せる場合に取り外しができるエアバッグなどもあります)。
現在日本でも公式な文書化が進んでいるようです。
では国内と海外でどれくらいの違いがあるのでしょうか。
早速リサーチしてみましょう。
しかし、どのようなクエリで調査すればよいのか、なかなか想像できません。
そこで、まずは上記したGuide50を知識ベース化し、子供に対してどのようなリスクや事故があるのかピックアップします。「怪我」や「リスク」などと入力してレンズを参照すると、すぐさま、子供において注意すべき怪我やリスクに関する情報が数多くピックアップされてきます。
また、怪我やリスクの低減への取り組みといった情報もピックアップすることができました。Goldfireを利用すれば、容易に知識を広げることができます。
キーワードがピックアップされたので、さらに調査を進めることができます。ピックアップされたキーワードを元にクエリを構築し、Goldfireの特許・革新トレンド分析で調査すると、特許の総数は右肩上がりですが、企業の上位はほとんど海外のメーカーに占められている状況が見て取れます。
事故の未然防止や、リスク低減のための設計では、起きてしまった具体的事例の知見を参考にすることがとても重要です。そのためにも、Guide50のような国際文書や海外の技術事例を参考にする必要があるでしょう。しかし、対象が長大な外国語であったり、専門分野外であれば「何を調査するか?」といったことを洗い出すだけでも多大な苦労を伴います。
イノベーションに向けた新たな取り組みスタート時の調査の難しさを、Goldfireがお手伝いします。
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