コラム「Goldfireで何ができるのか?」バックナンバー

2015.04スポークのない自転車、サドルのない自転車、様々な自転車

昨年、「スポークのない自転車」が話題になりました。
以前から板状のタイヤでスポークのないタイプはありましたが、今回は中空のタイヤであり、視覚的にもなかなか衝撃的でした。スポークだけでなくハブまで取り除き、通常サイズの自転車でありながら、非常にコンパクトに折りたたむことができます。


スポークのない自転車「Sada Bike」

その他、サドルのない立ち漕ぎ三輪自転車や、頭部を覆う自転車用エアバッグ、意匠性に目を向けた3人乗り電動自転車など、少しニュースを探してみると、面白い自転車の話題が多く見られます。

さて今回は、スポークのない自転車について調べながら、この先の自転車について少し考えてみましょう。

まずはGoldfireで「スポークが無い自転車」というクエリで調べてみると、冒頭で紹介した自転車と同様の構造の特許(1998年,US)が見つかりました。日本の特許としても、2007年と2010年にそのような特許があることが分かりました。
特に2010年の特許の方は、冒頭のニュースで見たタイプと似ています。更にそれらの特許を引用している特許には、スポークのない中空の車輪に関する工業的な利用や、ベビーカー等における利用に関する特許も見つかりました。部品数も少なく、故障も少ないなどの記述も見られます。

モノが進化するポイントの一つとして「ある筈のものがなくなる」ということが挙げられますが、スポークのない自転車や先に少し紹介したサドルのない三輪車はこのパターンに沿っているとも考えられます。
Goldfireにも、新しいシステムを考えるツールの一つとして「トリミング」があります。では、この考え方で次の自転車を検討してみましょう。


システム進化パターン。「トリミング」で様々な適用例が見られる。
図は自動車計器装置の場合。

まずは自転車の主な構成要素を挙げてみて、スポークやハブやサドル以外のものをなくしてみます。
最初にハンドルをなくしてみます。ハンドルのない自転車としては一輪車が思い浮かびますが、二輪でもあるでしょうか。探してみると、極小のハンドルの自転車や、伸縮するハンドルなどが見られますが、まるっきりハンドルのない二輪の自転車は見当たりません。

次にチェーンです。チェーンのない自転車としても一輪車が思い浮かびますが、その他にはあるでしょうか。
Goldfireで調べてみると、遊星ギアのような仕組みで動力を伝達しつつギア比を調節するような仕組みや、油圧で動力を伝達する仕組みなど、面白い技術が見つかりました。その他、様々なものをなくしながら調べてみると、車輪だけしかないローラースケートのような乗り物や、セグウェイのような体重移動で移動する乗り物など、多種多様な技術に関する情報が見られました。

最後に、ニュースや調査により得た情報をやや強引に一つにまとめてみます。

「電動アシスト付の一輪車で
  転倒回避のバランスアシスト装置付で
   タイヤにスポークがなく、極小に折りたためる」

そんな自転車...。
課題は山のようにありそうですが、上記のような様々な技術の情報を見た後では、不可能ではない、気がしませんか?

新しいアイデアを考える場合、トリミングなどのようなシステマティックな考え方が有益な場合があります。同時に、様々な発明や情報を見ながら進めることができれば、さらに発想は広がるでしょう。そのような時、欲しいトピックについて迅速に調査できるGoldfireは、必ずお役に立つはずです。

▼今回使ったGoldfireの機能は...▼
ナレッジナビゲーター
発想支援コンテンツ(システム進化パターン)

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