コラム「Goldfireで何ができるのか?」バックナンバー

2013.5.27「今までにない状況」は予想できない?

「タブレット端末に含まれている磁石が、植え込み型除細動器(ICD)(※)の誤作動を引き起こしかねない」

そんな少しショッキングな研究結果が学会で発表され、発表者が14歳ということも相まって、ニュースにもなりました。人体中の植え込み型除細動器(以下ICD)は、磁石を人体に近づけると機能しなくなる場合があるため、当たり前と言えば当たり前。
「タブレット端末という『人体の近くに長時間置くデバイス』が登場し、さらにそのデバイスに強い磁石が含まれている」という「今までにない状況」がこの問題を作りだしたと考えられます。

状況は刻々変化します。全ての事態に備えることは不可能ですが、できる限りの備えはしたいところです。
そんなとき、製品を構成する部品同士の相互作用や、予想もしない環境因子について「これも考慮したほうがいいのでは?」とアドバイスしてくれるエキスパートがいれば、大変心強いのではないでしょうか。

Goldfireはこのような「エキスパート」のように振舞います。

例えば、「磁石が人体に与える影響」に関して知りたければ、「ペースメーカーやICDの機能を阻害する」といった情報を提示してくれます。また「磁石により誤作動しうる部品や機器」を知りたければ、「各種スイッチや磁気センサーが誤作動し得る」といった情報を提示してくれます。さらには、この磁気センサーについて「医療分野において様々な用途で用いられている」ということも、Goldfireの知識検索で判ります。
つまり、未然防止の立場で「磁石を部品として採用するが、どのような影響があるだろうか?」と考える場合に役立つ情報を、Goldfireは提供してくれます。

これらの情報源は、

  • 特許・文献・興味のあるWEBサイト
  • 報告書などの社内ドキュメント

など多彩です。

また、このような調査作業を「システムを視覚化したモデル」の上で行い、そのモデルを「再利用可能なナレッジとして残す」といったこともできます。一度誰かが気づいて調査しても、それが共有されていなければ、また誰かが同じ作業を繰り返してしまうかもしれません。
「そんな無駄はさせずに防ぐ」
Goldfireはそのようなシステムとして設計されています。

上述したモデルだけでなく、なぜなぜ分析・根本原因分析・FMEA等のツールもGoldfireには準備されています。不具合改善、未然防止など多くの場面で利用できると同時に、「結果だけでなく検討過程までもが、有益なナレッジとして残る」そんな環境づくりを実現できます。

※植え込み型除細動器(ICD)
 心室頻拍や心室細動などの致死的不整脈を止め、心臓の働きを回復する補助人工臓器。ペースメーカーが除脈の治療に使われるのに対し、ICDは頻脈の治療に使われるのが一般的とされる。

用語解説:なぜなぜ分析・根本原因分析
用語解説:FMEA

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