コラム「Goldfireで何ができるのか?」バックナンバー

2012.6.25「Green Flight」に見る「様々な分野の知識」の結集

「Green Flight」をご存知でしょうか?
これはNASAによるエコで高性能な小型飛行機に関するプロジェクトです。

このGreen Flightで目指す小型飛行機は次のようなものです。

  • 200[pMPG(※1)]で航行できる(ハイブリッド車は120[pMPG]程度)。
  • さらに200マイルの距離を少なくとも平均100mphで航行できる。

この他にも多くの目標性能が設定されています。
NASA Green Flight Challenge(PDF)

上記資料では、このチャレンジの「鍵」として次のような因子が上げられています。

  • 翼長・幅、航空機の全表面積、主翼の長さと幅の比
  • 自重、最高重量、燃料・エネルギーのキャパシティ、推進力

そしてこれらによる問題を解くために必要な知見について、「翼長と表面積については航空力学の知見が、人員とエネルギーの積載を考えるには効率的な構造設計の必要が、推進力については効率的なエネルギー変換装置の知見が必要だろう。」と述べられています。また素材やエンジンについての知見、そして特に「電気」に関する知識も必要だろうと述べられています。

実際、前回2011年のコンペティションで優勝したチームは、「双頭機」と「電動」を選択し、機体の軽量化やプロペラの新デザインと共に、軽量で出力の高いリチウム電池と制御システム、およびFly-by-wireの飛行システムを新たに開発しています。
これらの結果として、403.5[ePMPG(※2)]という値を叩き出しています。

また、先述のPDF資料の中(P.15,D項)では、参加機で利用されている技術を15種類に分類して総括されており、「いくつかは従来の飛行機でも利用されている技術だが、新しい技術も用いられている」と記載されています。
当然ですが、全てが新しい技術ではありません。また、飛行機に関する「プロ」なくしてはこのチャレンジは難しいでしょうから、その道のプロを中心に、多くの人や知識や時間やコストを注ぎ込んで実現させていることは容易に想像できます。

その道のプロが理想を追い、様々な技術を結集し、新たな切り口や斬新なアイデアを盛り込みながら「価値のあるもの」を作り出す。
強力なセマンティック知識検索技術を核としたGoldfireのイノベーション支援環境が、「このような取り組みを少しでも加速できるのではないか」と考えています。

※1:pMPG = passenger-miles per gallonの略。主に輸送手段のエネルギー効率の指標として用いられる。
※2:ePMPG = ガソリンに換算したpMPGのこと。

▼Reference▼
NASA - Green Flight Challenge News and Results
2011年コンペティションの最終結果

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