コラム「Goldfireで何ができるのか?」バックナンバー

2011.5節電・・・Goldfireで日々の問題解決

震災後、至るところで「節電」が呼びかけられていました。当時の報道では「節電と暑さ対策の両立」に関する記事も見られましたし、これからも「節電」という視点は欠かせません。
しかし、オフィスにはPCなどの熱源となる電子機器が多く、夏になれば毎年「節電と暑さ対策の両立」に悩まされることも少なくないでしょう。高層階なら窓を開けるなどの自然換気も難しい。全てのパソコンを省電力に買い替えたり、窓の開くオフィスに引っ越したり、そもそもPCを使う必要がないような仕事のやり方に変えられれば…残念ながら、かかるコストや時間は考えるに及ばず、でしょう。

ここで、Goldfireを使って考えてみます。

まず、オフィスが暑くなる原因を根本原因分析で分析してみます。すると「暑いと感じること」、そして「熱がオフィスに留まること」が要因のようです。
まずは前者の解決策を調べるために「体感温度を下げる」とGoldfireの知識検索に入力してみます。すると「送風機を使う」「霧の浮遊」「低い床温度」「冷輻射」「(衣服の)素材」などなど、体感温度低下の方法や条件、原因などが続々と提示されました。すぐ実行できそうな方法も多く見られます。

続いて、もう一方の「熱がオフィスに留まること」の問題を明確にするために、オフィスに存在する、人、PC、照明、といった要素を含む簡単な機能モデルをGoldfireで作成しました。このモデルからは、以下のトレードオフ状態が問題であると見て取ることができます。

  • 仕事を実行しようとすると、照明やPCで電気を使い熱が発生する
  • 冷却しようとすると、電気を使う

「体感温度を下げる」で知識検索をかけると、
様々な知識がカテゴリ別に整理されて表示される。

単純な考えですが、電気を使わずに冷却できれば、問題は解決しそうです。そこで、Goldfireの科学効果を参照してみます。科学効果では理論や実施例が機能別に整理されており、機能からその実現方法を逆引きできます。温度を下げる方法を探ろうと「ガスを冷却する」という項目を参照すると、気化熱を利用した冷却システムが目にとまりました。「オフィス内の空気は乾燥しがちだし、エアコンも作動しているなら気化熱を利用しても湿気は問題にならないのでは?」という考えが浮かびます。

更にもう一度機能モデルに戻り、「全ての要素をリソースとして考える」というTRIZの考え方で見直してみます。すると「人、PC、照明などが発する熱を電気に変える」という視点が得られます。早速、Goldfireに「何が熱を電気に変換するか?」と入力すると、特許やWebなど広範な知識ベースの中から「焦電変換」「ゼーベック効果」「ペルチェ素子」などの情報が提示されました。更に、これらを利用した充電器も数多く発明されていることも特許情報から分かりました。

体感温度の対策、気化熱を利用した冷却、熱電変換…もし本気でこれらに取り組んだシステムができれば、「電気を使わない快適な夏」というイノベーションの実現も可能かもしれません。

日常的な問題である「節電」一つを例に取っても、追及していけば機械、電気、化学、人体など多くの分野に渡る様々な因子が関わってくることが分かります。
Goldfireは、問題を分析/整理するためのツール、アイデア生成を支援するツール、そして情報調査を強力に支援するセマンティックエンジンが一体となったソリューションです。「これが解決できたら…」とふと思い立ったとき、ぜひお役立て下さい。理にかなっていながらも斬新、そんなイノベーティブな切り口に気付くきっかけになるかもしれません。

▼今回使ったGoldfireの機能は...▼
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