講演内容

セッションA大ホール

JMAAB紹介 MBDによりもの造り改革が出来る

株式会社ミツバ 技術開発担当 執行役員 尾形 永 様

JMAABを発足させたメンバーの一人として、発足の思いを込めてこれまでと現在の活動について紹介します。モーターの専門メーカーとして、MBDで電子制御システムを造る楽しさと魅力を、EVカートの事例をもって語ります。

AUTOSAR概要 車載組込みシステム開発の課題と動向

名古屋大学 未来社会創造機構/情報科学研究科 教授 高田広章 様

この講演では、車載組込みシステム開発が直面している課題と、それらの課題解決に向けて取り組まれているアプローチについて、ソフトウェアプラットフォームの標準化・共通化などについて解説する。また、自動走行における車載組込みシステムに対する要求の変化についても述べる。

JMAABガイドライン JMAAB制御モデリングガイドラインの現状と将来

アイシン・コムクルーズ株式会社 技術統括部 副部長 久保 孝行 様

JMAAB制御モデリングガイドラインのVer4が公開され約1年以上経過しました。Ver4では、MISRAも考慮し、ルールも増え、人の手によるチェックは限界になっています。今後のMBDには、自動チェック・自動修正が必須の技術です。
次期ガイドラインであるVer5は、あいまさゆえに、人がチェックする事しかできなかったルールを明確にし、自動チェックが可能となる、取り組みを行っています。本公演では、自動チェックの技術的な面を踏まえた、Ver5の取り組みについて説明を行います。

マツダのMBD モデルの流通による開発効率向上への展望

マツダ株式会社 統合制御システム開発本部 主幹研究員 小森 賢 様

部品の代わりに物理的なふるまいを表現したモデルを用いて摺合せ開発を行うことにより、高い開発効率化を実現し、日本全体としての競合力確保ができる姿を目指したいと考えています。この考え方に基づく展望を述べます。

AUTOSAR 詳細 車載組込みシステム向けソフトウェアプラットフォームの動向

名古屋大学 未来社会創造機構/情報科学研究科 教授 高田 広章 様

この講演では,全体セッションでの講演内容を深掘りする形で,車載組込みシステム向けのソフトウェアプラットフォームの標準化・共通化の動向について解説する。また,講演者が代表となって立ち上げたベンチャ企業であるAPTJの取り組みについても紹介する。

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セッションB小ホール

システムズエンジニアリング システムズエンジニアリングの有効性について

一般社団法人システムズエンジニアリング研究会 代表理事 内田 功志 様

システムは大規模化、複雑化の一途を辿っていて、プロジェクトの成功率は下がっているのが現状です。このまま無策で現状の開発を続けていたら、失敗するプロジェクトはさらに増えることになるでしょう。
世の中で最も複雑な航空宇宙システムの開発で生まれたのが、システムズエンジニアリングです。
いま最も注目されているシステムズエンジニアリングの有効性についてご紹介します。

システムズエンジニアリング システムズエンジニアリングの自動車への適用について

有馬マネジメントデザイン株式会社 代表取締役社長 有馬 仁志 様

現在、自動車は安全性、環境性能などの要求から大規模化、複雑化しています。モデルベース開発手法を用いることでこれらの制御開発を効率化できました。しかし、自動車同士が通信するような複雑なシステムの開発には対応できません。この課題へは、シテムズエンジニアリングが有効ですが、有効活用されていないのが現状です。システムズエンジニアリングとモデルベース開発を有効に利用する設計手法について提案します。

D-CASE概要 論証と合意のためのモデル: D-Case

DEOS協会D-Case部会 高井 利憲 様

機能安全規格などでは、安全性について証拠に基づいた論証を求められる機会が多くなってきました。また、それら論証の最終的な目的は、OEMとサプライヤーなどの関係者間でのお互いの納得の上での合意形成です。D-Caseは、合意形成を目的とした論証や議論を記述するためのモデルを提供しています。本講演では、D-Caseの基礎からこれまでの適用事例、今後の展開についてご紹介します。

事例1 モデルへの参照を含む多様な設計情報の継続的統合ドキュメント化に向けて

OTSL 事業本部 第1事業部 山本 輝俊 様
チェンジビジョン チーフエンジニア 高井 利憲 様

機能安全規格への対応の際には、製品開発プロセスのワークプロダクトとして、製品開発ドキュメントを明示的に示すことが求められる。また、製品開発ドキュメントは、WordやExcelなどドキュメント作成ツールで作成したファイルで管理される。そこに含まれるテキストやモデル図、表など多様な構成要素は、それぞれ異なるツールで作成されることが一般的である。このため、製品開発ドキュメントは、複数の異なるツールから情報をコピー&ペーストして作成されることが多く、各種ツールと製品開発ドキュメントの2重管理によるコスト高と不整合が問題視される。本発表では、製品開発プロセスの成果物を管理するアプリケーションライフサイクル管理ツール(ALM)と連携して製品開発ドキュメントを生成するツールに、UMLやSysML、MATLAB/Simlinkなどのモデリングツールを連携させることにより、モデルの更新が自動的に製品開発ドキュメントに反映される仕組みの提案とツール化に向けた考察をする。

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セッションC401/402

モデル設計 開発環境、モデルの生産量計測

三菱電機株式会社 姫路製作所 制御機器第一製造部 制御技術設計第6G 山田 元美 様

近年、モデルベース開発は開発の方法として自動車業界では定着しつつある。ただその品質を考えた場合、定量的に計測し品質を制御できているとは言えない状況ではないだろうか。計測可能な指標はいろいろあるが、その中の一つとして基本的な指標であるモデルの生産量を計測するための方法とツール化についての発表を行う。

開発環境 チェッカにおけるルール差分のデータ化

アイシン・コムクルーズ株式会社 技術統括部 深津 隆志 様

2015年3月に発行されたVer4の制御モデリングガイドラインでは、プロジェクトの特性に合わせて数値やブロック種別を変化させることができるよう、一部のルールにパラメータが追加された。弊社ではアイシングループ向けに共通ツールを作成しており、その中でパラメータや各社のルール差を埋めるための仕組みについて紹介する。

開発環境 実装I/F情報のメタフォーマットの実現と再利用

株式会社デンソー 電子基盤システム開発部 彭 世奇 様

MBD開発環境の構築の際には、定数・変数等インタフェース(I/F)情報を扱うために、EXCELフォーマットを採用する場合が多い。I/F情報をMBD環境にインポートする機能については、プロジェクト毎にEXCELフォーマットが異なるために再利用性が低く、類似機能の重複開発による無駄が生じていた。今回、この問題について、MVC(Model View Controller)理念でのI/Fメタフォーマットの実現と異なるプロジェクトへ効率良く再利用する仕組みについて紹介する。

開発環境 MILS用モデルからHILS用モデルへの自動変換

株式会社小松製作所 開発本部 システム開発センタ 基盤技術グループ MBDチーム 北脇 潤 様

MILSモデルへのベンチシミュレータ用ブロック追加作業の自動化。
エー・アンド・デイ製のベンチシミュレータでHILSを行う場合、MATLAB/Simulinkで作成したMILS用のプラントモデルにエー・アンド・デイ製のブロックを追加する必要がある。プラントモデルを作りかえる度にその作業を人間が行うのは無駄が多いため自動化を行った。その内容を報告する。

開発環境 スタイルガイドラインチェッカーの機能の紹介

アイシン・コムクルーズ株式会社 技術統括部 山田 大地 様

スタイルガイドラインを自動チェックする「スタイルガイドラインチェッカー」の機能を紹介します。
それにあたり、MATLAB純正の類似ツールである「モデルアドバイザー」に対する拡張機能である「サブシステム制御機能」や「警告箇所除外機能」について重点的に紹介します。

モデル管理、開発環境 FMI適用を想定したツール間の親和性テスト

株式会社デンソー 電子基盤システム開発部 白井 文祥 様

車載システムの高機能化、複雑化に伴い、モデルベース開発によるシステム開発が各社で推進されてきた。また、現在ではシステム連携させつつ車両レベルでの性能検証をシミュレーションで実施するニーズが多く、OEM、サプライヤ間のモデル流通が必要な状況となってきた。
昨今、モデルを統合するための規格としてFunctional Mockup Interface (FMI) が注目されており、FMIをサポートするツールが年々増加している。FMIは欧州のModelica協会が策定し、FMIをサポートするツールとそれらツール間の親和性をHPに公開している。
しかし、サポートするツールが多く、全ての組合せの親和性が掲載されていない。更に、テスト用のモデル (Function Mockup Unit: FMU) は各ツールベンダが独自に定義し、テストの観点が統一されていないこともあり、ユーザの判断材料として用いることは難しい。
そこで、本講演では弊社が保有するツールを対象に統一したモデルでの親和性を調査、考察したので報告する。

開発環境 並列演算によるシミュレーションの高速化手法

トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 第1計測制御事業部 シミュレーション要素開発室 那須 忠昭 様

近年、車両シミュレーションは大規模化・高精度化しており、並列処理によるシミュレーションの高速化ニーズが高まっている。
しかし、Simulink上で動作するモデルはシーケンシャル処理のため、高い高速効率で並列演算をするためには、コードの解析などが必要となる。
本講演では、モデルの物理的構造に着目した並列化方法(モデリング方法、通信)について紹介する。

開発環境 モデリング支援ツールの開発例

アイシン・コムクルーズ株式会社 技術統括部 江口 昭仁 様

弊社ではアイシングループ向けにMBDの共通ツールを作成しており、今回はその中でもモデル作成を補助する以下4件の便利ツールについて解説する。
・ポートブロック整列ツール
・信号オブジェクト割り当てツール
・ブロックサイズ調整ツール
・Goto/Fromブロック生成ツール

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セッションD403/404

バルブボディ故障モードシミュレータ開発におけるMBDの活用事例

株式会社エィ・ダブリュ・エンジニアリング 評価システム開発部 萬井 勉 様

オートマチックトランスミッション(以下、AT)の主要部品の中のひとつにバルブボディがあります。
そのバルブボディの不具合時にも対応できるよう、フェールセーフを確認することはとても重要となります。
しかしながら、フェールセーフが機能しているかどうかの確認の組み合わせはバルブボディ自体の構造が複雑になればなるほど膨大なものとなってきます。
本講演では、我々が行ってきたバルブボディの故障モード評価へのMBDの活用並びに1Dモデル標準化、また更なる高速化事例としてGPGPUを用いた計算の高速化について紹介します。

1Dシミュレーションによるシステム設計の事例紹介

MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部(制御) 福井 慶一 様

まず、開発初期の構想設計/機能設計の段階で、システム(ハードとソフトの組合せ)の機能や現象を、抽象化された1Dモデルを用いてシミュレーションを行うことの有効性を説明します。次に、1D物理モデリングツール(Simscape)を使ったシステム設計のお客様の適用事例を紹介します。

開発環境 Simulinkモデル開発のプチツールによる効率化事例紹介

ガイオ・テクノロジー株式会社 基盤開発本部 高井 英明 様

Simulinkモデル開発において、Mスクリプトを用いた、ちょっとした作業の自動化やフォーマット変換(プチツール)による作業効率化について事例を紹介する。
実際に作成したプチツールを説明し、その狙いと効果のほか、ツール化に当たり考慮した視点を合わせて紹介することで、作業効率化の参考情報提供としたい。

モデル設計、モデル管理 ADASアプリの検証のための自律型ドライバモデル構築

株式会社デンソー 電子基盤システム開発部 プロセス開発室 河合 祐輔 様

近年ではADASアプリ開発においてMBDの適用が広がっている。本発表では、ADASアプリにおいて想定外シーン検証のため交通流をランダムに生成できる、自律的に走行するドライバモデルを構築したためこれを紹介する。
従来のドライバモデルは人手で設計して予め決められた経路や速度設定によって走行するため、現実の走行環境のようにランダムな交通流の生成は困難であった。今回、セルオートマトンに基づいたドライバモデルを構築することでランダムな交通流の生成が可能で、走行シーンに汎用的に利用可能なドライバモデルを構築した。

モデル設計 MBDコンペティションを通したMBDプロセスの体験

アイシン・コムクルーズ株式会社 技術統括部 村田 大輔 様

今回のMBD中部コンファレンスでは、MBDコンペティションが開催されます。これは、正しいMBDプロセスの体験と、その習得を目指した教育イベントです。
本講演では、MBDコンペティションを通じて体験した事例を紹介します。

モデル設計 MBDツールチェーンの有効利用による相乗効果

イータス株式会社 テクニカルセールス&サポート部 青石 勉 様

近年、車載システムの大規模化に伴い、開発効率向上を目的としたMBDツール群が、積極的に導入されている。
一方で、ツール導入に伴う開発環境の変化で、従来の開発資産が流用できなくなる事態も生じており、従来プロセスへのスムーズな適応が、新規ツール導入における一つの課題となっている。
本講演では、弊社ツールチェーン導入事例をベースに、効率的な開発とは何か?へ迫る。

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