自動車用ショックアブソーバーのバルブ解析

概要

ショックアブソーバーとは、路面からの振動・衝撃を吸収するコイルスプリングの揺り返し現象を制御し、車の上下動を抑えるための機構です。この働きにより、快適で安定した走行が可能となります。
ショックアブソーバーの中にはオイルなどの粘性を持った液体が充填されており、その粘性抵抗を利用して振動を抑えます。バルブはオイルの移動経路を片側からふさぐ形で取り付けられている板状のバネで、可動方向に一定の圧力を受けると押し上げられ、隙間からオイルを通します。
本事例は、NASTRANで求めたバルブの変形モード(13モード)をAcuSolveに読み込んで、バルブの変形を考慮した構造−流体連成解析(P-FSI)を行い、減衰力の立ち上がり特性を検証したものです。

この事例では、EnSightの流線表示機能および流跡線表示機能を使用して、オイルの挙動を検証しました。流線および流跡線は、見やすさのために流れの一部分のみを表示しています。
右の動画は構造の一部を切り取って流線を表示したものですが、流線の時間変化を見ると、パイプから流れ出たオイルがバルブを押し上げ、パイプ付近で大きく巻いてから徐々に定常状態に落ち着く様子を見ることができます。


クリックすると、YouTubeで動画を再生します。

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解析の種類

流体解析、構造解析、連成解析

データ提供

株式会社JSOL様

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