〜ノイズ源の特定から対策まで〜 実務で役立つことにこだわったEMCノイズ対策セミナー

受講後のイメージ(到達目標の目安)

書籍での自習、あるいはセミナー受講等を通じて、EMC設計/対策技術の修得に努めている方も多いと思います。

しかし、

設計現場においてEMC対策ルールを適用してみて、常にノイズが低減してくれますか?

EMC設計を効率的に進めるためには、ルールを覚えていくだけではダメです。目の前の問題に対して、自身で考えていく力が必要不可欠になります。

このセミナーでは以下のスキル修得を目的としています。

@数式の展開力ではなく、「どのような原理によって成り立っているのか。」という基本が理解できる。
A設計ルールを知らなくても、原理に基づいて自分で考えて解決できるようになる。

EMC設計ルールの情報はWebから簡単に入手できます。
シミュレータを使えば放射ノイズは解析できます。

でも・・・それで問題なくノイズ対策が完了できていますか?

本を買って勉強してノイズ対策に取り組んでいる方はたくさんいます。
ノイズ対策で困っているお客さんに話しを聞くと、教科書には理論式がたくさん書いてあるのだけど、書いてある理論式を活用してノイズを落とそうとしても、その方法が分からない。 今、目の前で発生しているノイズを落としたいのに、勉強した内容を役立てる方法が分からないので困っているとのことです。

教科書に書いてある理論の使い方が上手くいかずに、カットアンドトライの繰り返しでしか対応できていないのは中小企業だけではなく、大企業でも同様です。EMCがずっとクローズアップされており、ノイズ対策の効率化が問題になっています。

ネット上で「ノイズ対策 ○○(具体的な対策したいモノ)」と検索すると、 対策部品を用いた即効性がありそうな対策方法がたくさん出てきますが、 その方法で目の前のノイズが落ちるかというと、理論通りにやっているのに、ノイズが落ちないことが多いのではないでしょうか。

大げさではなく、教科書に書いてある方法やネット上の情報を頼りに対策をしても、 1割成功すれば良いほうで、残り9割は対策してもノイズが落ちないものです。

ノイズが落ちない大きな理由1:ノイズ源が特定できない

EMC対策に携わっている方は実感がある方が多いと思いますが、例えば、電波吸収シートを貼り付ければノイズ落ちるという話はよく聞きます。とても簡単に対策ができるように思えますが、ノイズ源がどこかを理解しないと、電波吸収シートをどこの場所に、どの大きさで、どのくらいの距離を置いて、どういう材質で張るのかが分からないので、やみくもに貼り付けてもノイズが落ちないのです。
これらが分かった上で、対策部品を使うなら、適切な使い方をしなければいけないのです。

ノイズが落ちない大きな理由2:回路図上に出てこないノイズ原因がある

実際の製品は導線の長さが違ったり、回路の途中にあるものが色々ですが、それは回路図には反映されません。
また、例えば製品のネジの種類や締めるトルクによってノイズの発生度合いが変わったり、製品を手で押さえて圧力を加える力を変えるだけでもノイズの発生度合いが変わります。これらは回路図上には反映されません。
回路図を元にしたシミュレーション上は「繋がっている、繋がっていない」のゼロイチでしか表現されないので、ノイズの原因が理論上でも表せないし、シミュレーション上で見えるものでもありません。
そのような状況で、ノイズ対策をするため、皆さん苦労されています。
設計図面上で定義されているもの以外の条件をどう考えるかが、ノイズ対策を考える上で大事になります。

分かりやすい内容で理解・習得しやすい セミナー内容

実務に役立つレベルでEMCノイズ対策を学ぶには、一言で言ってしまうと電磁気学を学ぶ必要があります。
しかし、電磁気学は大学の授業で扱うような内容で、数式が多くでてきます。

ノイズ対策のために電磁気学を勉強しても、製品の性能向上には役立たないので、「電磁気学を勉強して理解すればノイズ対策ができるようになるのかもしれないけど、正直なところ勉強したくない」という声も聞こえてきそうです。

サイバネット独自の内容で、3つの法則で説明するから分かりやすい

弊社では、難しい数式を使わずに、(小中学校で学ぶ)クーロンの法則、アンペアの法則、ファラデーの法則、の3つの法則を使ってノイズ対策を理解できる内容にしております。セミナーで説明をすると、「こんなシンプルな考え方でノイズ対策ができるのか」と好評をいただいております。

そして、その法則を使って、最終的には、「ノイズ放射原理は1つしかない」こと、そして、ノイズを低減するパラメータは3つしかないことが分かっていただけるはずです。

この3つの法則で内容で説明しているセミナーはサイバネット独自のものです。
もし、今まで製品ごとにノイズ対策のルールを覚えていた方がセミナーを受講されたら、「もっと早くこのセミナーを聞いておけば良かった。そうしたら、その都度対策方法を覚えるなんて方法をしなくて済んだのに。」という感想をもってもらえるような内容になっています。

このセミナーでお伝えする方法であれば、汎用的な考え方になりますので、あらゆる製品に応用が利きやすいです。

セミナー内容

A. EMC設計での重要な考え方

  1. 集中定数モデルの検討は難しい。
  2. Maxwell方程式から3つの法則へ

B. EMC設計の理解に必要な「最低限」の原理

ノイズ放射のメカニズムを本質から理解して頂くために、数式の展開力ではなく、「3つの法則」と放射原理との関係を解説致します。

  1. 近接作用の考え方
  2. クーロン、アンペア、ファラデーの法則
  3. クーロン力
  4. 直流での電荷の挙動
  5. 電圧と電流
  6. 高周波の電荷の挙動
  7. 特性インピーダンス
  8. 表皮効果
  9. 電気力線の変化
  10. 電磁波放射の原理
  11. Maxwell方程式について
  12. 近接作用で考えたノイズの伝導モード
  13. ノイズ抑制の重要原理

C. EMC設計への原理適用の考え方

「重要な原理」で理解いただいたものを、どのようにして設計に適用していけば良いのか、その考え方を解説致します。

  1. 適用の考え方解説
  2. シールドに関するルール
  3. リターン経路に関するルール
  4. パスコンに関するルール
  5. ループに関するルール
  6. クロストークに関するルール
  7. その他のルール

D. EMC対策部材について

なぜ、対策部品を取り付けても効果が発揮できないときがあるのか。対策部品の有効性だけでなく無効性についても解説致します。

  1. パスコンの注意点 
  2. 終端方法と放射ノイズ
  3. フェライトビーズ取り付けで効果がない場合
  4. シールド材の注意点

E. 製品全体での原理適用の考え方

  1. 複合的構造物におけるノイズ波源の考え方

F. 測定データについて

対策時にノイズ源を特定するためには、EMCの評価データにどのような誤差要因や不確かさが反映されているのか理解しておく必要があります。

  1. データに反映される測定系の誤差要因
  2. データに反映される測定サイトの誤差要因
  3. 「規格」に潜む誤差要因
  4. 近傍界測定と遠方界測定の違いと注意点
  5. 主なイミュニティ試験の誤差要因

G. 理解度チェック

  1. 受講後の理解内容確認

受講者の感想

受講後の満足度

受講者の声

実践に活かせる

  • ESD評価をする機会があるが、カット&トライが多く前提条件の見方があることが分かり、今後の評価に役立ちます。
  • 今まであまり聞いたことがない視点での解説でした。原理と理論から事象の分析・対策する手法が現場に取り入れられると思う。
  • 電気力線をイメージするという発想は今までに考えたことがなく実践してみようと思いました。
  • 自身の経験的な判断内容がセミナー説明して頂いた内容と一致する事があり、理論的裏付けとして有意義でした。
  • ノイズがそもそもどうして発生するのかイメージが湧いた。どのように考え対処すればよいか理解するきっかけになったと思う。

分かりやすかった

  • 理論と図でわかりやすく解説して頂いてEMCに関する理解が深まりました。
  • 図が多くたいへんわかりやすかったです。
  • ノイズ関する考え方がとても分かり易かったです。
  • 部内の新人への教育用としてわかりやすくて良いと思った。
  • 内容が分かり易くて非常に良かったです。簡単な絵で現象を表現している点。RFIに対する考え方もご教授頂きたい。
  • 機構設計ですので数式は何年も前に習ったきり忘れていましたが絵もあり、分かり易く理解しやすかったです。放射ノイズを原理から理解するという考えは非常にためになりました。
  • 数式が無く、非常に分かり易い。
  • 現場にかなり即した説明が分かりやすかった。
  • ノイズ発生のメカニズムがわかりやすく説明されていた。
  • 現在は実務をしていないため久しぶりに復習しました。説明が単純化されており、非常にわかりやすい説明でした。
  • 原理原則に基づいた考え方をわかりやすく説明して頂け参考になりました。絵での解説は考えやすい。
  • わかりやすく、業務でも使えると感じた。
  • 全体でのセミナー内容を聞きたいと思いました。単純化した原理で説明で今までの他のセミナーよりは分かり易かったです。
  • EMCの教育が初めてだったので、わかりやすく興味深かった。
  • 原理と事象の本質が結び付けられて非常にわかりやすく説得力があり良かったです。
  • 実践に非常に近い例での説明、解説で分かり易かった。
  • 数式ではなくモデル図ベースで説明していただいたので理解しやすい。
  • 正直ノイズの専門家でない私にはこの方法の説明最適と思う。
  • EMCの原理について、イメージを恵で理解する事ができたので非常に分かり易かった。
  • すっかり電磁気学を忘れていたので、思い出すいい機会でありました。ノイズの原理の説明が分かり易かった。今まで何となくこうすればいいと思いながらやっていたが、きちっと勉強したいと思う内容でした。

理解できた

  • これを行なえばノイズが下がるというセミナー/本などはあるが、ノイズが下がらない時の考え方を理解できて良かった。
  • EMC対策と電磁気学の考え方を全く結び付けて考えられてなかったので、とても勉強になりました。
  • 今までのセミナーとは違った視点での説明があってよかった。ぜひ有料セミナーも受講してみたい。
  • イメージしやすいモデルで説明していただけたのが良かったです。貴重なご講義ありがとうございました。
  • 基本的な考えがよく分かりました。3つの原則に注目してみたいです。
  • 参考になりました。ありがとうございます。
  • 電圧と電流の説明が新鮮でした。EMCは内容も難しく何が要因になるか学べそうな内容で自分としては、非常に興味深いものでした。
  • 特に最後のノイズ対策の考え方が素晴らしいです。
  • 非常に良かったと思います。完全版も受講したいです。理論的にアプローチすることは一番大事だと思いました。
  • 最近、初めて無線製品の担当となったため、EMCの考え方について非常に参考なりました。
  • コモンモードのイメージがついていなかったものがイメージできるようになった。
  • 元々が物理学を学んでいたこともあり、放射の考え、磁場からの説明で非常に聞きやすかった。
  • 原因の考え方について、電流とループ面積については既知であったが、電気力線と電界を考えるということは参考になった。

講師実績とプロフィール

EMCノイズ対策セミナーを10年間実施しており、延べ300社以上、日本全国に留まらず、海外でも開催しております。


プロフィール

(株)村田製作所でEMC対策部品の開発、およびアプリケーション研究に従事したのち、日産自動車(株)でオーディオやアンテナ設計に携わる。その後、テュフズードジャパン(株)で欧州認証の審査業務(EMC)を経て、(株)図研でEMC設計に関するコンサルティング等を担当。現在はサイバネット株式会社にてEMC設計のトレーニング他を担当。

  • iNARTE EMC Master Design Engineer(Certificate No.EMCD-00101-ME)
  • 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター & iNARTE
      EMC設計技術者資格試験 問題作成部会委員 (2010-2013,2015-2017)
  • 社団法人日本能率協会 TECHNO-FRONTIER
      EMC・ノイズ対策技術展 展示企画委員(2009-2013)

受講対象者

  • これからEMC設計に取り組もうとされている方
  • EMC設計、対策、測定に携わっているが、理解の不十分さを感じている方

EMCトレーニング実施概要

  1. 事前に御承認頂いたプログラム案でセミナーを開催させて頂きます。(御提案のプログラム時間)
    開催場所 貴社指定場所、または弊社トレーニングルームで実施致します。
    開催日時 お客様の御要望に合わせて実施致します。「分割して複数日程で実施したい」など実施要領につきましては遠慮なくご相談ください。
  2. セミナー終了時に理解度チェックに取り組んで頂きます。 (約1時間)
  3. 理解度チェックの解答内容を確認させて頂き、結果の御報告、およびその結果に基づいたフォローアップ実施案について御提案させて頂きます。
  4. フォローアップを実施させて頂きます。(2〜3日) (ex.受講者個別質疑応答、要約版セミナー、etc…)
  5. フォローアップでの受講者様の反応や結果を御報告させて頂きます。(約1時間)

無償セミナーも随時受付中!

本トレーニングの内容をご確認頂きやすいように、要約版のセミナー(無償)もご提供させて頂いています。弊社担当営業、または以下の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。


お問い合わせ

サイバネットシステム 株式会社
EDA事業部

TEL:  03-5297-3324
E-mail:  eda@cybernet.co.jp

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