非線形モデルという言葉を聞いて、まずイメージできたのが線形と非線形についてです。電子回路の分野で言い換えれば、電圧をかけた際に比例する電流が流れる場合を線形、そうでない場合が非線形だと言えます。つまり非線形モデルは、入力に対して出力が比例関係にない素子モデルであると想像できました。
ところで、電子回路でモデルとなると、抵抗やダイオードなどの電子部品のことになるのでしょうが、たとえば交流を直流にする、整流器で使用されるダイオードも非線形素子なのでしょう・・・。
他にもトランジスタ、FETといった、皆さまがよく使う素子のほとんどが非線形であると言えます。
実際に、非線形モデルの1つであるトランジスタのモデルをOrCAD PspiceA/Dの標準ツールである「Model Editor」で作成してみました。
Hfe特性、Vce飽和特性、Vbe飽和特性がデータシートとマッチするように作成し、検証まで行なってみたところ30分位で出来ました。Model Editorでは、特性波形からパラメータを抽出してモデルを作成できる機能を持っているので簡単でした。しかしデバイスの特性を詳しく理解するまでには至っておらず、これから勉強しなければなりません。
このABMは、デバイスのモデリングだけでなく、回路ブロックをモデリングする際に、電気的特性を関数またはルックアップテーブルの記述で実現することができるモデルの様です。
例えば、EVALUEというABMパーツを使うと、5V*SQRT(V(%IN+, %IN-)) という数式を入力すれば、IN+, IN- 間の平方根と5Vの積として出力させるモデルを作成することが出来ます。ABMについては「EDA News Letter」(PDF:830KB)をご参照ください。以上のように、PSpice A/Dには非線形モデルのモデリングを簡単に行なったり、モデリングが困難な部分をABMで表現することで、目的に応じた回路シミュレーションに簡単かつ有効にご活用いただけます。
サイバネットシステムでは非線形モデルに関する製品を下記の通り扱っています。