バージョン 10.0

CODE V最新バージョンCODE V 10.0をリリース!

最適化(AUT)オプションのマルチコアサポートで自動設計がより速くなります!

マルチコアコンピュータに期待する効果はアプリケーション単体の計算速度の向上です。マルチコアコンピュータを利用して並列計算を行うことで計算時間が格段に短縮されます。

CODE V 10.0から最適化(AUT)オプションがマルチコアに対応します。
マルチコアによる並列計算を使用するとAUTオプションの実行時間が今までの数分の一に短縮されます。

CODE V 10.0以前のAUTオプションでもシングルコアコンピュータにおいて十分に高速な計算が可能です。マルチコアサポートは複雑な光学系や最適化時に非常に多くの光線を追跡する必要のある光学系の最適化するときに絶大な効果があります。たとえば、
  • 光線間隔(DELの値)を小さくして瞳上を通過する光線本数を多くしたいとき
  • 結果的に多くの光線追跡が必要となる波長数、画角数、面数。使用する面、画角、波長の数が多いとき
  • 設定されている変数が多いとき
  • 評価関数の計算を複数回行う、ズーム位置数が多いモデルのとき

通常のローカル最適化とグローバル最適化(GS)の両方でマルチコアサポートされています。またサポートされる最適化の評価関数のタイプは横収差評価関数、波面誤差のバリアンス、ユーザー定義評価関数です。

基本的にはマルチコアコンピュータでAUTオプションを実行するだけでマルチコアサポートされ、計算速度の向上が期待できます。

今後のリリースでユーザー定義評価関数やGSのさらなる計算高速化や、そのほかの評価関数タイプのマルチコア対応を行っていく予定です。さらにAUTオプション以外の機能のマルチコア対応も随時行っていきます。

詳しくはORAセミナー2008資料のCODE V 10.0、9.82、9.81新機能(主に最適化の並列計算サポートの紹介)やCODE V 10.0リリースノートをご覧ください。各資料はサポートシステムからダウンロードできます。

新ビーム伝搬解析アルゴリズムBSPオプション(ベータ版)の実装!

CODE VのBeam Synthesis Propagation(BSP)オプションとは新しいビーム伝搬解析アルゴリズムを採用した解析オプションです。
BSPオプションはビームレットをベースとしているため、射出瞳回折計算、FFTをベースとしたビーム伝搬、角スペクトル法などより格段に精度の高い光波特性の解析が可能です。
BSPオプションは非点収差ビームや偏光した光学場の入射、非常に明るいレンズ系や瞳が連続的でない場合もビーム伝搬解析が可能です。特にニアフィールドの解析には強く、焦点近くで回折素子や位相板、空間フィルターにより振幅や位相が変化する場合も正しく計算できます。また、光線追跡が可能なあらゆるモデル(複雑な面形状、GRIN材質、ノンシーケンシャル面(NSS)範囲などを持つモデル)に対してもBSPオプションは正確に解析を行えます。
BSPオプションはスカラー光学場とベクトル光学場のいずれの伝搬も計算できます。入力ビームとしてアポダイゼーションのない球面波、平面波、ガウシアンビームを指定できます。出力は任意の面における光学場の振幅、強度、位相、ファーフィールドにおける振幅、強度、位相です。

事前分析機能を利用してBSPオプションで解析する光学モデルに対して最適な入力パラメータ推奨値を分析できます。
事前分析機能は入力光学場のサンプリング、光学場のリサンプリング、出力グリッドに関するパラメータだけでなく、BSP実行時間も予測できます。多くのビーム伝播解析アプリケーションでは、適切な結果を得るために計算パラメータの調整が必要です。事前分析機能では、解析対象の光学系に対応した、解析パラメータの推奨値を計算します。そのため、精度の高い結果を素早く得ることができます。

本バージョンでは、コマンド操作専用のベータ版となっています。次期バージョンでは、グラフィカルユーザーインターフェースを含む正式版としてリリースする予定です。

詳しくはORAセミナー2008資料のBeam Synthesis Propagation(BSP)の紹介やCODE V 10.0 BSP β版リリースノートをご覧ください。今回のCODE V10.0リリースでは、通常のリリースノートとは別に、BSPオプションのみを紹介するCODE V 10.0 BSP β版リリースノートが用意されています。 各資料はサポートシステムからダウンロードできます。

Windows Vista R BusinessでのCODE V利用を正式サポートします!

CODE V 10.0から32bit、64bit版のWindows VistaR BusinessのOSを正式サポートします。
つまり、Windows VistaR BusinessがOSであるコンピュータにCODE V 10.0をインストールすることができます。なお、CODE V 10.0を使用するとき、Windowsユーザーアカウントにアドミニストレータ権限を必要としません。

これに伴い、フローティングライセンス管理アプリケーションSentinel Floating License Managerがアップデートされています。
フローティングライセンスをご利用のユーザー様はCODE V 10.0インストールメディアを使ってSentinel Floating License Managerをver. 7.2.0から8.1.1へ更新をお願いします。

その他の追加/修正機能

  • 最適化(AUT)オプションで使用できる変数の最大数が999個まで増やされました。
    変数とコンストレインツの数の和の上限は今までどおり10,000個です。
  • メニューなどユーザーインタフェースのフランス語、ドイツ語表示に対応します。
    これで英語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語と合わせて7種類の言語でCODE Vを利用できます。
    世界各地でCODE Vを使ったレンズ設計が行われています。
  • レンズデータマネージャウィンドウ上にシステムデータや面特性ウィンドウを開くためのボタンが追加されました。
  • ノンシーケンシャル面でのGRIN材質に関するユーザーインタフェースが拡張されました。
  • BINDOUBサンプルレンズの回折特性がダイヤモンドターニングキノフォームと整合性があるように修正されました。
  • ガラスカタログデータベースが更新されました。
その他にもユーザー様よりご報告いただいたいくつかのバグが修正されています。

詳しくは、ORAセミナー2008資料のCODE V 10.0、9.82、9.81 新機能 (主に最適化の並列計算サポートの紹介)、Beam Synthesis Propagation (BSP) の紹介やCODE V 10.0 リリースノート、CODE V 10.0 BSP β版リリースノートをご覧ください。各資料はサポートシステムからダウンロードできます。