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CAE実験室-流体力学編

流体力学をより身近に感じるとともに、その理解を深めることを目的としています。

こんな方におすすめ

  • 流体現象を理解したい方
  • これから流体解析を行おうとしている方、利用予定の方
  • これから流体力学を学びたい方
  • 流体解析を行っている方

講座の内容

CFD解析を適切に行う上では流体力学の理解が必要ですが、「流体力学は難しい」という声がよく聞かれるように、学ぶ際の敷居は低くはないようです。数学的な難しさやとっつきにくい概念が表れることから、現象とその背景にある理論的な内容とを結び付けた説明を行うことが難しいこともあり、身近な現象でありながらもちょっと距離があるといったところかもしれません。

本実験室では簡単な流体力学の現象を題材として、特別な実験機器を出来るだけ利用せずに、流れの中に置かれた物体に働く力(抗力)の測定実験を行います。理論や予測される値との比較・考察、さらに「うまくいくはずなのに、思ったとおりの結果にならない」という実験ならでは(?)の体験と、その原因について考えることを通して、流体力学をより身近に感じてもらうとともに、理解を深めてもらうことを目的としています。

事前学習として望ましい知識

多変数関数の微分・積分、ベクトル解析の基礎
受講形態 実験、理論講義、グループ討議
受講料 40,000円(税別)

※ お支払い方法は、セミナー受講料のお支払いについてをご確認ください。 ※ 本価格は税別価格です。別途消費税が加算されます。 ※ 参加費はセミナー開催日時点での消費税率が適用されます。 ※ 消費税率変更前に事前支払いをされた場合も、別途差額を申し受けます。
時間 10:00-17:00
会場 東京開催:  弊社 東京本社
定員 13名
※ 講義内容の進捗によって上記タイムテーブルは変更される場合がございます。
※休憩時間はお昼休憩が1時間で基本的に1時間ごとに5分から10分の休憩が入ります。
※その時々の受講者の事前確認事項によって内容が変化します。
開始時間 項目
10:00 1.はじめに
・本実験室の背景とねらい
2.実験について
・実験概要と原理,実験装置と実験手順について
・本実験室で頻出するキーワード,流体中の物体に働く抗力と抗力係数
10:55 休憩
11:00 3.実験1 〜まず測定してみよう〜
(グループに分かれて球の抗力を測定)
・Excelシートの利用方法,流速の測定
・物体に働く抗力の測定と抗力係数の算出
・グループおよび全体での結果の確認
12:00 昼食休憩
13:00 4. 実験2 〜条件を変更しての測定〜
(グループで実験1と異なる条件で実施)
・流速,流速分布,物体の形状とサイズ,他
・グループおよび全体での結果の確認と検討
14:30 休憩
14:40 5.実験3 〜仮説と検証〜
・実験2の結果を踏まえ,グループで仮説を立て確認のための実験を実施
・グループおよび全体での結果の確認と検討
16:10 休憩
16:20 6.まとめ
・全体についての議論,考察,質疑,他
17:00 講義終了
システム関連/解析
実験をすることの難しさを経験できました。ひもを球につけて乱流を作るだけで抗力が変化するのはとても面白かったです。ありがとうございました。
化学関連/解析
基礎がわかりやすく教えていただけて良かったです。流体解析業務に生かせると思います。
自動車関連/教育・研修
実験、演習は社内で企画しようとすると大変なので大学等の先生がCAEユニバーシティを介して複数企業で実施されるというやり方は非常に良いものができるので、このような企画を拡大していくことが良いと思いました。
ゴム製品/解析
少し時間が短かったが、色々と考えさせてくれる実験であった点が良かった。業務で流体を担当していないが、流体力学の理解が前進した。先生の最後に説明された考察がさらに流体力学の理解につながった。
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