第20回ビジュアリゼーションカンファレンス プログラム

  会場1(203) 会場2(204) 会場3(HALL2) 会場4(HALL3) 会場5(HALL1)
10:00 開会挨拶      
10:10-
11:10
基調講演 1
野球ボールと可視化

独立行政法人理化学研究所情報基盤センター長
北海道大学大学院工学研究科、神戸大学大学院システム情報学研究科、東京電機大学先端科学技術研究科、千葉大学
客員教授

姫野 龍太郎 氏
A-1 
MicroAVS Tips

サイバネットシステム株式会社

喜久川 誠 氏
11:20-
12:20
基調講演 2 
3次元構成手法の開発と応用技術への展開

千葉大学
大学院工学研究科
教授
伊藤 智義 氏
A-2 
アプリケーション開発ツールとしてのAVS/Express

サイバネットシステム株式会社

松岡 憲昭 氏
機器展示
11:00-16:30
昼休み 12:20-13:30 立食パーティー
12:30-13:20
13:30-
14:10
1-1 
シミュレータニーズに適応した可視化システムと可視化事例

富士通株式会社
次世代テクニカルコンピューティング開発本部アプリケーション開発統括部
(兼務)未来医療開発センター研究開発統括部
生体シミュレーション開発室

渡邉 正宏 氏
2-1 
可視化、シミュレーションは、個人ツールの域を越えられないのか?

株式会社キャトルアイ・サイエンス
代表取締役

上島 豊 氏
3-1 
評価グリッド法を用いて海洋情報を利活用する漁業者の経験を可視化する試み

神戸大学
大学院海事科学研究科
津波マリンハザード研究講座
特任助教

中田 聡史 氏
4-1 
OpenGL/OpenGL ES最新情報及び次世代OpenGL

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル
取締役コア技術開発部長

大渕 栄作 氏
機器展示
11:00-16:30
14:20-
15:00
1-2 
バーチャルリアリティ技術が切り開くプラズマ物理・核融合プラズマ研究

大学共同利用機関法人自然科学研究機構
核融合科学研究所
ヘリカル研究部
基礎物理シミュレーション研究系

大谷 寛明 氏
2-2 
「美」魅せる科学

東京大学
生産技術研究所
特任研究員

佐藤 暁子 氏
3-2 
臨界レイノルズ数における回転球周りの流れ

京都大学
大学院工学研究科 機械理工学専攻
特定助教
武藤 昌也 氏
4-2 
ウェブにおけるデータビジュアリゼーションの潮流

一般社団法人コード・フォー・ジャパン正会員
任意団体コード・フォー・トウキョウ代表

矢崎 裕一 氏
休憩 15:00-15:30
15:30-
16:10
1-3 
スーパーコンピュータを用いた大規模粒子法解析とその可視化

東京大学
大学院工学系研究科
システム創成学専攻
助教

室谷 浩平 氏
2-3 
大規模・複雑なデータの可視化のための集約型表現

筑波大学
システム情報系
准教授

三末 和男 氏
3-3 
可視化におけるHPC活用

独立行政法人日本原子力研究開発機構
システム計算科学センター副センター長
東京大学
人工物工学研究センター客員教授

中島 憲宏 氏
4-3 
SIGGRAPH 2014 世界各国から集まる最新技術の展示

東京大学
大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻

三好 賢聖 氏
16:20-
17:00
1-4 
解析情報管理ソリューション SimBINDERご紹介
〜 Excelを用いた柔軟性の高い技術情報共有の実現 〜


株式会社富士通システムズイースト
組立産業ソリューション本部
デジタルエンジニアリングソリューション事業部
解析シミュレーション部

中村 真二 氏
2-4 
自在化技術とその応用

慶應義塾大学
大学院メディアデザイン研究科
教授

稲見 昌彦 氏
3-4 
主観的映像と誇張の表現

株式会社日立製作所
中央研究所 社会システム研究部 研究員
宇都木 契 氏
4-4 
SIGGRAPH 2014レポート(CGとインタラクティブ技術の最新動向)

株式会社エクサ
コンサルティング推進部

安藤 幸央 氏

プログラム詳細

基調講演

[基調講演1] 野球ボールと可視化
野球ボールの周りの流れをCFDによって解析し、縫い目の流れに対する影響を調べた。
特に回転数が小さく、縫い目の影響が大きい毎秒1回転以下のナックルボール等の場合で、流れの様子を可視化した。さらにボールが毎秒30回転以上する通常の投球の場合と、毎秒10回転程度のフォークボールでも可視化を行った。続いて、回転軸が進行方向と一致するジャイロボールと呼ばれるボールの場合、ボールの回転が2シームの場合と4シームの場合で空気抵抗が違う事をCFDで明らかにした。しかし、このことは実験的には観察されないと報告されたことから、ボールの飛翔実験から空気抵抗を測定する事を、電通大の宮嵜先生らと行ない、CFDでの解析の実証を試みた。多数の実験を試みた結果、ボールの縫い目高さには一つ一つばらつきがあり、それによる空気抵抗の差が存在すること、および、縫い目高さを揃えたボールを使えばシームの違いによる空気抵抗の差が実際にあることが分かった。現在、理研・画像情報処理研究チームの井尻研究員とともに、投手の投げた野球ボールの高速度ビデオの映像から、縫い目を利用して自動的に回転軸と回転数を求めるソフトウェアを開発中で、投手の技術向上に貢献できるのではないかと考えている。
また、モーションキャプチャーのシステムを使って、投手の投球動作を解析することで、投球動作そのものの向上にも貢献できる事が分かってきた。これらの状況を紹介する。
(註:野球のボールについている縫い目の線は三角関数のような曲線を持ち、ボールが一回転する間に2回縫い目の線が出てくる2シーム回転と、縫い目が4回でてくる4シーム回転が存在する。)
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講演者紹介
独立行政法人理化学研究所 情報基盤センター長
北海道大学大学院工学研究科 客員教授
神戸大学大学院システム情報学研究科 客員教授
東京電機大学先端科学技術研究科 客員教授
千葉大学 客員教授
姫野 龍太郎 氏

1979年京都大学大学院工学研究科修了。
1979年日産自動車株式会社入社。
1998年理化学研究所に移る。
現在、情報基盤センター長、兼 神戸大学大学院、北海道大学、東京電機大学、千葉大学客員教授。
工学博士。

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[基調講演2] 3次元構成手法の開発と応用技術への展開
映像を3次元で表出するコンピュータ・ホログラフィ、映像システムそのものを3次元化したボリュームディスプレイ、2次元と3次元が可逆的に変化する構造物による工学応用など、3次元をキーワードにした研究展開を紹介する。
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千葉大学
大学院工学研究科 教授
伊藤 智義 氏

東京大学教養学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退、博士(学術)。
天文学の重力多体問題専用計算機GRAPEの1号機などを開発した後、計算機による3次元映像技術の研究開発に取り組み、市村学術賞(2010)、文部科学大臣表彰科学技術賞(2012)などを受賞。その他に、漫画原作者として、集英社ヤングジャンプ『栄光なき天才たち』などを執筆。

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講演1

[1-1] シミュレータニーズに適応した可視化システムと可視化事例
大規模コンピュータ上で高効率に稼働するマルチスケール・マルチフィジックスシミュレータのニーズに適応した可視化システムを開発中である。GPUを搭載した分散可視化環境と連携して高速に処理可能な可視化システムと、可視化事例について紹介する。
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富士通株式会社 渡邉 正宏 氏

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[1-2] バーチャルリアリティ技術が切り開くプラズマ物理・核融合プラズマ研究
磁場に閉じ込められた高温プラズマは複雑な振る舞いを示す。磁場に閉じ込められた粒子の運動がプラズマの挙動にどのような影響を与えるか、乱流などのミクロな構造とゾーナルフローのようなマクロな構造がどのように発展するのか等々、プラズマ中の様々な立体的構造やその相関関係を理解するには可視化が重要な役割を果たしている。核融合科学研究所ではプラズマの振る舞いを3次元空間で可視化するために没入型バーチャルリアリティ(VR)装置を導入して研究を進めている。本講演では、プラズマシミュレーションのVR可視化や、シミュレーションデータ・実験装置データ・実験観測データの同時VR可視化など、プラズマ物理・核融合プラズマ研究におけるVR可視化事例のいくつかを紹介する。
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講演者紹介
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所 大谷 寛明 氏

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[1-3] スーパーコンピュータを用いた大規模粒子法解析とその可視化
粒子法の一種であるMPS法を用いた大規模解析結果とその可視化結果を紹介します。
解析例は、浮遊物が漂流する津波解析とミルククラウン解析といった粒子法が得意とする自由表面流れを扱った解析です。
本発表では、モデル作成からAVS、EnSight、ParaView、3dsMaxを用いた可視化結果を紹介します。
数億粒子規模の可視化での可視化方法や問題点も紹介します。
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講演者紹介
東京大学 室谷 浩平 氏

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[1-4] 解析情報管理ソリューション SimBINDERご紹介 〜 Excelを用いた柔軟性の高い技術情報共有の実現 〜
解析シミュレーションの利用現場において、技術情報の共有化に取り組んでいない状況下では、情報の属人化による弊害として、担当者の退職によるノウハウの喪失や組織的な要員育成の遅れなどの問題が顕在化しつつある。富士通(株)は、この問題を解決するために、お客様の解析業務を通じて得られたノウハウや知識を技術資産として蓄積し、再利用を可能にする情報管理システム「SimBINDER(シムバインダー)」を開発した。本講演では、「SimBINDER」の機能の概要と操作例を紹介する。
講演者紹介
株式会社富士通システムズイースト 中村 真二 氏

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講演2

[2-1] 可視化、シミュレーションは、個人ツールの域を越えられないのか?
可視化、シミュレーションは、すでに数十年の歴史があるにもかかわらず、研究者が、傾向を把握し、隠れた法則を属人的に発見するための個人ツールの域を超えていない。
一方、実験結果は、数十年から数百年も大切にアーカイブされ、参照、利用され続け、昨今は、ビックデータ処理という最先端のIT技術まで駆使し、より広い人類の英知となっている。
講演では、現在の可視化、シミュレーションに内在する問題点を洗い出し、個人ツールを超えるための条件と超えた先にある未来について事例とともに紹介します。
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講演者紹介
株式会社キャトルアイ・サイエンス 上島 豊 氏

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[2-2] 「美」魅せる科学
科学技術を発展させるためには、研究結果を社会に周知する必用があるが、研究内容が高度な程、専門家以外の人がそれを理解することは困難である。そこで、言葉だけでなく視覚で伝えることの重要性を提起する。
本講演では、デザインを学んできた者として、研究者の頭に描いているものを解読し「美しい」形にするまでのプロセスや、実際に科学論文紙の紙面を飾った作品を挙げて紹介する。
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講演者紹介
東京大学 佐藤 暁子 氏

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[2-3] 大規模・複雑なデータの可視化のための集約型表現
大規模かつ複雑なデータを表現するための情報可視化技術を紹介する。情報可視化における集約型表現は大規模データを視覚的に表現するための効果的な手法である。しかしながら、基本的な集約型表現ではデータの複雑さの側面をうまく表現できない。解決策として、集約型表現に付加的な表現を組み合わせることで表現力を高めることが期待できる。
具体的な表現手法として、高次元データ、複合構造データ、地理データなどを対象に開発してきた集約型表現を紹介する。
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講演者紹介
筑波大学 三末 和男 氏

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[2-4] 自在化技術とその応用
我々は、機器に代替作業をさせる「自動化」と並立する概念として、本来人がやりたいことを自在に行うことを可能とする「自在化」という概念を提唱している。例えば扇風機のもたらす「風」という効果を、ユーザが自在に制御可能とすることにより、ユーザは扇風機という機器を意識せず、その効果を直接操ることができる。効果に対し直接的に働きかける自在化は、家電やロボットなどの機器の認知的な透明化をもたらし、自らの身体像が拡張したかのようにインタラクションを行うことが可能となる。
本講演では自在化技術を実例とともに紹介し、その将来を展望する。
講演者紹介
慶應義塾大学 稲見 昌彦 氏

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講演3

[3-1] 評価グリッド法を用いて海洋情報を利活用する漁業者の経験を可視化する試み
近年、人工衛星や自動海洋観測ブイなどの技術発展により様々な海洋情報がインターネットを通じて簡単に閲覧できるようになった。
同時に、コンピュータシミュレーションによって海水温や海流などの海洋予報が、携帯電話やPCを通じてリアルタイムに配信され漁業者に使用され始めている。
本研究では、海洋情報や海洋予報が安全かつ効率的な操業にどのように役立っているのかを評価グリッド法を用いて調査し、漁業者の経験や勘を体系的かつ定量的に可視化した。

例えば、定置網漁業者や巻き網漁業者は,海面水温の水平勾配情報から入網する魚種や漁獲高を推定し、鉛直流速差から漁網の安全性を確認していた。
ホタテガイ養殖漁業者は、春季の稚貝育成に悪条件となる海水塩分低下を察知するため積雪状況や河川流量に注目しているが、夏季のホタテガイ成長期には高水温による斃死を避けるため養殖場の水温時間変化に注目していた。
このように評価グリッド法は、漁業者の経験に直結した定量的な物理量や海洋学的知見を体系的に可視化し、誰もが理解しやすい情報として記述することができる。
すなわち、漁業者の暗黙知を形式知に変換可能であることが示唆された。
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講演者紹介
神戸大学 中田 聡史 氏

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[3-2] 臨界レイノルズ数における回転球周りの流れ
臨界レイノルズ数程度の流れ場条件下において、回転球周りの流れ場を数値シミュレーションによって調べました。
本条件下では、回転数が比較的小さな条件において、通常のマグヌス力とは逆向きの揚力が発生することが知られています。
この現象を数値シミュレーション結果の可視化とともに紹介します。
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講演者紹介
京都大学 武藤 昌也 氏

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[3-3] 可視化におけるHPC活用
構造解析分野で有効な可視化技術とそのHPC利用による可視化技術を概観する。
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講演者紹介
独立行政法人 日本原子力研究開発機構/東京大学 中島 憲宏 氏

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[3-4] 主観的映像と誇張の表現
コミュニケーションやコンテンツ表現に用いる映像では、客観的な対象特性への忠実さよりも、表現者と受容者の視点とくに注目箇所の誇張や全体構図との関係性を重視した表現が行われてきた。
主観的・経験的なデザインとして扱ってきた伝統的な表現技法に対して、数理アプローチを当てはめて模倣する事例を紹介し、その応用と展開について述べる。
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講演者紹介
株式会社日立製作所 宇都木 契 氏

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OpenGL Japanセミナー / シーグラフ東京セミナー

[4-1] OpenGL/OpenGL ES最新情報及び次世代OpenGL
OpenGL/OpenGL ESのアップデート情報とともに、今回SIGGRAPH 2014にてアナウンスが行われました次世代OpenGLプロジェクトに関する情報をご紹介します。
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講演者紹介
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル 大渕 栄作 氏

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[4-2] ウェブにおけるデータビジュアリゼーションの潮流
国内外の事例やこれまで関わってきたデータビジュアリゼーション事例を引き合いに、実践的なポイントやプロセス/手法/ツールなどをご紹介します。
講演者紹介
一般社団法人 コード・フォー・ジャパン正会員  任意団体 コード・フォー・トウキョウ代表  矢崎 裕一 氏

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[4-3] SIGGRAPH 2014 世界各国から集まる最新技術の展示
SIGGRAPHとはコンピュータグラフィックス及びインタラクティブ技術に関する国際会議であり、今年はカナダ、バンクーバーにて開催されました。
その中で開かれる、同分野における最新研究・技術の展示会であるEmerging Technologies (E-Tech)には、最新のインタラクティブ技術を自ら体験しようと数多くの参加者が訪れました。
本発表では、自身の研究/展示「自律型飛行ロボPhenox」の紹介と、世界各国から集まった最新技術の内容を交えて報告します。
講演者紹介
東京大学 三好 賢聖 氏

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[4-4] SIGGRAPH 2014レポート(CGとインタラクティブ技術の最新動向)
今年夏にカナダのバンクーバーで開催された、コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会である、SIGGRAPH 2014 より、論文発表や、展示紹介を含め、全体の概要、注目すべき最新技術などをご紹介いたします。
講演者紹介
株式会社エクサ 安藤 幸央 氏

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AVSトラック

[A-1] MicroAVS Tips
MicroAVS の可視化手法や動画作成方法など、多彩な機能の中からピックアップしてご紹介します。
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講演者紹介
サイバネットシステム株式会社 喜久川 誠 氏

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[A-2] アプリケーション開発ツールとしてのAVS/Express
AVS/Express は可視化ツールとしての利用の他、アプリケーションの開発ツールとして使用することができます。豊富な可視化機能をそのまま利用できるため開発工数の削減も可能です。
本セッションでは概要についてご紹介します。
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講演者紹介
サイバネットシステム株式会社 松岡 憲昭 氏

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