第20回ビジュアリゼーションカンファレンスごあいさつ

カンファレンス開催にあたって

このカンファレンスは可視化情報学会主催によるビジュアリゼーションの世界における最先端情報、技術、トピックスを提示する場として1996年に第1回を開催して以来、今回で第20回の節目を迎えます。これまでもテレビ東京の番組「ワールドビジネスサテライト」やIT 関連のメディアで紹介され、大変注目されてきました。学術・産業・一般社会においても可視化の重要性が認識されるようになり、幅広い角度から継続的に最先端の情報を発信してきました。

ビジュアリゼーションは長く「可視化」と訳され、科学技術の専門分野として発展してきましたが、今日では「見える化」などとも言われるように、より一般的な用語となっています。これは、一般社会においても目に見えないものを見えるようにすることの重要性が増してきていることを意味すると言えます。また、これらの要求からビジュアリゼーション自体も多様化してきています。

今回のカンファレンスでは、以前に本カンファレンスの実行委員長を務められ、野球ボールの研究でもよく知られる姫野龍太郎氏(独立行政法人理化学研究所情報基盤センター長)と、かつて専用計算機GRAPEの開発に携わられ、現在は電子ホログラフィーの研究で著名な伊藤智義氏(千葉大学大学院工学研究科教授)のお二方に基調講演をお願いしています。それぞれのご研究はいずれもビジュアリゼーションに深く関わっており、興味深いお話しが聞けるものと期待しています。その他、一般講演では、様々な分野におけるビジュアリゼーション、CG/VR、シーグラフ関連など豊富な内容が揃っています。

ぜひ本カンファレンスに参加していただき、最先端のビジュアリゼーションをお楽しみください。

可視化情報学会 ビジュアリゼーションカンファレンス実行委員長
東洋大学 総合情報学部 教授/計算力学研究センター長
田村善昭