ビジュアルプログラミング可視化ツール AVS/Express Developer AVS/Express バージョン 8.3

バージョン 8.3のリリース情報を掲載しています。

出荷開始日:2016年1月

リリース概要

AVS/Express バージョン 8.3

今回のバージョンアップでは可視化結果をWeb公開する機能が追加され、より多くの人に簡単に可視化結果を見てもらうことができるようになりました。また6面(前後左右、上下)のパノラマ画像出力機能の活用で、バーチャルリアリティ空間を体験させることができるコンテンツを簡単に作ることができ、研究施設の一般公開やオープンキャンパスなどの場で、アピールすることが可能です。

その他、京都大学で開発された粒子ベースボリュームレンダリング(*1)の機能を組み込みました(*2)。ボリュームデータを粒子群に置き換えることでデータが軽量化され、メモリ消費量も少なくなります。
これにより、今まで可視化できなかったような大規模データでも、デスクトップPCでも可視化できるようになりました。

*1:粒子ベースボリュームレンダリング:ボリュームデータを粒子群に置き換えて可視化する手法。Particle Based Volume Rendering(PBVR)
*2:大学・公的研究機関等で生まれた研究成果を基にした実用化を目指す国立研究開発法人科学技術振興機構のプログラム(研究成果最適展開支援プログラムA-STEP)の一部として、京都大学が開発した粒子ボリュームレンダリングの手法をAVS/Expressのモジュールとして製品化しました。

リリース日

2015年8月

Ver.8.3 の主な機能強化

1.可視化結果のアウトプット機能強化

WebGL Viewer for AVS/Express

可視化結果を公開するツールとして、新たに WebGL(*3)を利用したビューアを追加しました。 Web GLはプラグイン無しでWebブラウザ上に3次元形状を表示する注目の技術です。ブラウザ上でレンダリングされるため、AVS/Expressで出力した可視化結果の形状の色やライトの属性をWeb閲覧者自身がリアルタイムで変更できるようになります。
また、スカイボックスにも対応しているため、背景画像が付いた視覚効果の高い可視化が可能です。


フェーズドアレイ気象レーダーで観測された降水強度
データ提供:情報通信研究機構 佐藤様

WebGL Viewer for AVS/Expressのサンプルデータを以下のページで公開しています。
http://www.cybernet.co.jp/avs/products/webglviewer/gallery.html

*3:WebGL:Webブラウザ上で3次元形状を表示するための技術。

パノラマ用画像出力(6面画像出力)

AVS/Expressで可視化した結果を 6面(前後左右、上下)のパノラマ画像へ出力する機能が標準機能に追加されました。Oculus Rift(*4)など専用のハードウェアを用いることで、空間の中心に自分がいるような360℃のVR体験が可能です。
なお、AVS/Expressの保守ユーザーの方は、保守ユーザー様向け専用サイトからOculus Rift用ビューアをダウンロードできます。
このビューアを利用すれば、Oculus Rift のヘッドトラッキングを利用して画像を見ることができます。

*4 :Oculus Rift はOculus VR, Inc. の製品です。

2.粒子ベースボリュームレンダリング
(Windows 64bit版のみ)

京都大学で開発された粒子ベースボリュームレンダリングを新たに組み込みました。ボリュームデータを粒子に置き換えることでデータが軽量化でき、デスクトップ PC でも大規模データが可視化できるようになりました。
また、非構造格子型データも構造格子型に切り直すことなくボリュームレンダリングが可能です。
さらに、従来難しかった透過表示での面の前後判定も正しく行えるようになりました。


粒子ベースボリュームレンダリング表示例
データ提供: 東京大学 奥田 洋司 教授

3.その他、追加・改良点など

着目点指定のノーマライズ(ZOOMBOX3D)

既存のノーマライズ機能は、オブジェクト全体(範囲)が画面内に納まるよう平行移動とスケール調整を行いますが、この範囲をユーザー自身で指定する機能(モジュール)が追加されました。
特定の部分に着目して処理したい時など、ボタン一つでその範囲の表示に戻すことができます。

粒子追跡

時刻方向に動く粒子の位置を記録し、軌跡として表示できるようになりました。

フォント指定の改良(Windows 版のみ)

従来のフォント名を入力する方法に加え、フォント一覧パネルから選択できるようになりました。


フォント指定パネル

CCMSライブラリへの追加

直交等間隔格子、離散点データをフーリエ変換するモジュールと窓関数の積算モジュールが追加されました。

※CCMSライブラリは東北大学 金属材料研究所殿の研究成果を組み込んだライブラリです。

4.既存ユーザ様へのVer.8.3のご提供について

保守契約にご加入中のユーザ様には、最新バージョンVer.8.3の準備ができ次第発送いたします。(2016年2月1日を予定)

※ 詳細につきましては、お問合せ先までご連絡ください。

過去のリリース情報



AVS/Express評価版ダウンロード
AVS/Express English Website