CYBERNETツールボックスは、ANSYS Workbench環境をもっと使いやすく、さらに効果的に活用いただくための弊社開発ツールです。
「作業が定型化されているので自動化したい」「Classicで行っていた解析をWorkbenchでやりたい」「複雑な操作を誰でも出来るようにナビゲートさせたい」など…弊社サポートセンターでは、お客様からこのようなご要望を数多くいただいてきました。弊社では適宜、いただいたご要望を開発元に上げておりますが、実現まで長期間かかることも多く、ご不便をおかけしているのが現状です。
弊社の技術力をもって、いち早く、お客様に“Workbenchをもっと使いやすく”ご利用いただく方法は無いだろうか?
その思いからCYBERNETツールボックスの開発が始まりました。
『CYBERNETツールボックス総選挙』において、投票数の多かった3機能をANSYS Workbench 14.0の CYBERNETツールボックスに実装しました。
断面表示において、座標系で指定した正確な位置に断面を定義できる機能です。
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ANSYS Mechanical APDLのユーザーサブルーチン機能により引張時と圧縮時で異なるヤング率を定義できる「ユーザー定義材料」が、Workbench環境で利用できるようになります。内部に空隙があるような材料や、繊維状の材料のように、引張と圧縮で挙動が異なる材料の解析が行えます。
![]() 主応力ベクトル |
![]() 引張・圧縮の判定コンター |
ParasolidなどのPlug-In非対応CADデータに対して、事前に作成した設定ファイルの内容に基づき、材料物性を自動的に割り当てることができる機能です。Plug-In非対応のCADで大規模アセンブリモデルを取り扱う際に、材料定義の工数を大幅に削減できます。
サブモデリングとは、大まかなモデル(フルモデル)で解析した後、その結果情報を用いて、注目したい部分だけを取り出した別のモデル(サブモデル)で解析する方法です。フルモデルはメッシュが粗くても構わないので、計算コストの削減につながります。
サブモデリング解析を行うには ANSYS コマンドを利用する必要がありますが、このウィザードを使えば、自動的にコマンドを挿入できるので、簡単に作業を行なえます。

プロジェクト概念図上に複数の解析システムがある場合に、デフォルトではすべての解析システムを更新(解析実行)する必要があります。このツールにより、解析システムを指定した順序で更新できるようになります。また、更新作業の途中で中断(停止)させることも可能です。

文字通りWorkbench環境で圧電解析を行うためのツールです。Workbenchでおなじみのシミュレーションウィザードをカスタマイズしたもので、通常のウィザードと同じように“必要なステップ”の項目を上から順番に操作していくことにより、一通りの操作が行えるようになっています。圧電解析はWorkbenchには無い機能のためANSYSコマンドの入力が必要ですが、ウィザードを操作していくだけで自動的に入力されるようになっています。主な特長をご紹介します。
圧電材料は3つのマトリクスを定義する必要があり、入力や確認が非常に煩雑ですが、このウィザードではあらかじめ作成しておいた材料データファイル(XML形式)を読み込むことが出来、一括して材料定義を行えます。読み込んだ物性はマトリクス形式で簡潔に表示されるので、確認も容易です。
電極の定義もGUIで行えます。電圧を負荷して駆動させるだけでなく、振動の結果生じた電圧からインピーダンス/アドミッタンスを計算することも可能です。


静的構造・モーダル解析(固有値解析)・周波数応答解析・弾性体運動解析(時刻歴応答解析)の4種類に対応しています、アクチュエータからセンサー、さらにはSAWフィルタまで様々な分野の解析が行えます。※圧電解析を行うには、ANSYS Mechanical以上のライセンスが必要です。

解析例:バイモルフ型アクチュエータ
指定した経路または位置のデータを効率的に取得するためのツールです。取得した結果はCSV形式(カンマ区切り)のファイルとして出力することも出来ます。結果を取得する経路や位置の指定には3通りの方法があります。
結果を取得したい座標値(XYZ)を記載したテキストファイルを用意し、その情報に従って結果を取得します。座標値の並び順は任意ですので、円弧のような曲線状の経路を指定することや、様々な位置の結果をまとめて取得することも出来ます。たとえば、あらかじめ決められた十数箇所の結果を取得しなければならないといった場合に、この機能を利用すればまとめて結果を取得出来るので、作業時間を短縮出来ます。

経路や位置を指定するのではなく、既存のプローブから結果を取得する方法です。まず、プローブの名前を“変形量プローブ”“変形量プローブ 2”“変形量プローブ 3”のように、同一のヘッダを持つようにしておきます。次にマクロを起動してヘッダを“変形量プローブ”と指定して実行すると、指定されたヘッダを持つプローブの結果をまとめて取得します。手動でプローブを作成しているときなどに便利な機能です。