K-1

「技術と付加価値の未来」
株式会社盛之助 代表取締役社長 / 日経BP未来研究所アドバイザー
川口 盛之助 氏

講演概要

日本のものづくり産業は、いま大きな変革の波にさらされています。新興国の台頭による国内産業の競争力低下、情報のフリーミアム化によるIT産業での収益構造の変化、オープンソース化による系列構造の崩壊、サービス・ソリューション化によるものづくりの価値低下などが主なところでしょう。メカトロ技術のデジタル化によって消費財のモジュール化が飛躍的に進み、多くの製造ラインはターンキー的なものになり、容易に新興国に移設できるようになりました。さらにこれからは、脳科学やゲノム工学といった萌芽領域の科学が、産業に劇的な変化をもたらしていきます。10年後、日本企業は何で食っているのでしょうか。本講では、未来像の骨格となるメガトレンドを提示し、この劇的な変化が製造業など日本の産業に何をもたらすかを明らかにしていきます。

経歴

慶応義塾大学工学部卒、米イリノイ大学理学部修士課程修了。日立製作所で15年間、開発業務に携わった後、戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトルに参画。様々な産業界における技術や商品開発のプロジェクトに広く携わる。同社アソシエート・ディレクターを務めたのちに、2013年株式会社盛之助を設立。国内のみならずアジア各国の政府機関からの招聘を受け、イノベーションやブランディング、未来予測などに関するコンサルティングを行う。2014年にはマレーシア・マハティール元首相の財団Asia Pacific Brands FoundationからBrand Laureate Awardを授与される。
技術開発とサブカルチャーを体系的に紐付けたユニークな方法論を展開し、その代表的著作「オタクで女の子な国のモノづくり」は「日経BizTech図書賞」を受賞。英語、韓国語、中国語、タイ語にも翻訳される。心をつかむレクチャーの達人としても広く知られる。TEDx TokyoにおけるToilet Talkは40万回再生という異例の反響を得ており、Yahoo Japanの動画サイトでは世界の傑作プレゼンテーション・ベスト5に選ばれる。
近著「メガトレンド 2015-2024」では、独自の方法論から導き出す精緻で広範な未来予測分析を行い、ビジョナリストとして各界で高い評価を受ける。同書の世界観をベースにした文科省の将来社会ビジョン策定プロジェクトや、自民党の「国家戦略本部」におけるビジョン策定などにも携わる。

※基調講演会場が満席の場合はサテライト会場へのご案内となる場合がございます。予めご了承ください。

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