E-617:10-17:50

流体解析

①ANSYSを使用した脳動脈瘤治療用ステントの評価
②ANSYSを用いた頸動脈狭窄症の血流解析
③STA-MCAバイパス術適用症例に対する血流量の定量的評価
東京理科大学大学院
①鈴木 貴士 様 / ②篠原 孔一 様 / ③高山 翔 様

講演概要

① 脳動脈瘤治療にステントと呼ばれる筒状のデバイスを使用した手術が行われている。しかし、最善な治療のためのステントの最適な仕様はわかっていない。そこで、様々なステントを留置した脳動脈瘤内の血流の数値解析を行い、種々のステントの評価を行った。

② 数値流体力学(CFD)の解析結果は出口境界条件に強く依存する。これは、内頚動脈に狭窄を持つケースで顕著であり、未だに適切な出口境界は存在しない。本研究では、血管造影を施行した頸動脈狭窄症患者のデータをもとに血流を数値計算し、適切な出口境界条件を探索することを目的とする。ANSYS CFXを使用し、拍動を考慮した血流の非定常流体解析を行う。頸動脈分岐部において、エネルギーロスが最小になる原理を出口境界条件に適応したところ、解析結果が実測値と一致している傾向があった。

③ "脳梗塞"は高い死亡率で知られる脳血管疾患の一種であり、その治療法にも幾通りかの種類がある。その中で、頭部の動脈であるSTA(浅側頭動脈)と、脳動脈であるMCA(中大脳動脈)を繋ぎ合わせることで血流を人工的に頭蓋内に供給し、脳血流を安定させる外科的手術(通称STA-MCAバイパス術)である。しかし、この外科的治療法の有用性に関する一定の見解は現在まで得られておらず、未だ議論が続けられている。そこで本研究では、STA-MCAバイパス術適応症例に対して術後の血流の挙動を探るべく、ANSYS CFXを用いて、バイパス術後の血流を評価した。

キーワード

①脳動脈瘤、血流、数値流体力学、ステント、脳動脈瘤治療
②頸動脈狭窄症、数値流体力学、血流、エナジーロス、境界条件
③脳梗塞、STA-MCAバイパス術、CFD血流評価

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