開催報告

10月6日(木)、7日(金)、サイバネットシステム株式会社は「2011 Japan ANSYS Conference」をアンシス・ジャパン株式会社と共同で開催いたしました。

会期中は約1400名のお客様にご来場いただき、昨年、一昨年に引き続いて、CAEのイベントとしては国内最大級のものとなりました。ご参加いただいたお客様には、心より御礼申し上げます。

今年は「Engineering the System」をテーマとしました。

複雑を極める今日のものづくりでは、個々の部品やコンポーネントにおいても、システム全体に与える影響を考慮して開発することが求められています。本イベントでは、個々の要素解析技術からそれらを組み合わせた統合的なシステム解析技術まで、ANSYS社だけが実現できる最先端のシミュレーション技術を紹介します。

また、1987年に開催された「ANSYSユーザーミーティング」から25回目を迎える今回は、新たな試みとして基調講演に外部講師を招聘しました。一つは、「渋滞学」をはじめとした多くの著書やテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでご活躍されています東京大学 教授 西成活裕様によるご講演です。もう一つはユーザー様による基調講演として、長年にわたり「作らずに創る」をコンセプトにした開発プロセス改革を行い、大きな成果を上げておられる株式会社リコー テクノロジーセンター 佐藤敏明様にご登壇いただきました。
初日の朝にもかかわらず、両講演ともに大勢のお客様が聴講され、熱気のある盛況ぶりでした。

初日はこの他、ANSYS社のVice President, World Wide Sales & SupportのJoe Fairbanksが今後の企業戦略やANSYS製品の展望について発表したほか、ANSYS社および主催社技術スタッフからは、ANSYS 14.0の新機能をはじめとした最新技術情報の発表がありました。

二日目はユーザー様の事例を中心に「電気・電子」 「化学・材料」 「自動車・燃料電池」 「エネルギー」 「機械・精密」 「医療」 「CAE教育・普及」 などの13分野に区分された63のセッションが実施されました。

展示コーナーでは、スポンサー企業様による最先端のハードウェア・ソフトウェアの製品展示が行われ、多くのお客様の注目を集めていました。

またサイバネットシステムの展示コーナーでは、「ANSYS 14.0の最新機能紹介」のほか、「液晶タッチパネルの応力解析」や「異方性粘弾性材料構成則の組み込み」など、テーマ別の解析事例をご紹介しました。

いっぽう、学生ポスターセッションには、今年は8校がエントリーし、日頃の研究成果を披露いただきました。セッションの最後には来場者様による投票が行われ、優勝された北海道大学様(テーマ:「マリン・バイオファーミング設備への利用を目的とした新型垂直軸風車の開発 」)には賞金と盾が進呈されました。

この他、ANSYS Workbench環境による落下・衝突解析や接触解析、流体解析、磁場解析など、様々なトピック別の体験セミナーも実施されました。ここでは、ANSYS Workbenchをご利用の方はもちろん、今後されたいとお考えのMechanical APDLユーザー様にも多く参加いただきました。

事例をご発表いただいたユーザー様や、スポンサー企業様に心より感謝申し上げます。
本イベントが、皆様にとって有益な情報収集の場となり、またユーザ様同士・サイバネットシステム株式会社およびアンシス・ジャパン株式会社との親睦を深める場となっていれば、これほど幸せなことはありません。

次回も本年以上の内容を準備してご提供できるよう、努力を続けてまいります。皆さまのご協力とご指導をお願いいたします。