Planets] 6.0 リリース情報

2016年9月、PlanetsX 6.0がリリースされました。

ANSYS対応バージョン

Planets] ver. 6.0はANSYS Workbench 17.0対応版です。

PlanetsX 6.0 主なバージョンアップ内容

新機能

樹脂物性データ登録の機能向上(エンジニアリングデータ化)

(同機能の利用時にオプションライセンスは必要ありません。基幹機能の一つとしてご利用いただけます。詳しくはANSYS17.0>Help>PlanetsX>26_エンジニアリングデータ操作ガイドをご参照ください。) 樹脂物性データ入力はこれまで当社オリジナルのテキストデータに登録後ファイル読み込みにより行っていましたが、今バージョンから直接Workbench上のエンジニアリングデータからの入力が可能になり、操作性が向上しました。SI単位系などWorkbench上に登録された単位系の中からお好きな単位系を選択した入力が可能となり、単位変換等による入力ミスの低減が期待されます。また既往の樹脂物性データベースは全てエンジニアリングデータソースに登録してあり、エンジニアリングデータ化されています。更に当社の各種フィッティングツール(VISFIT, PVTFIT, CUREFIT, LEOFIT)から得られたフィッティングパラメータ結果については従来のテキストデータに貼り付けた後すぐにxml形式に変換することができ、エンジニアリングデータとして容易に登録が可能です。操作性においてPlanetsXとANSYS Workbenchとの一体感がより一層高まりました。

図1 樹脂物性のエンジニアリングデータ
図1 樹脂物性のエンジニアリングデータ

熱硬化性樹脂粘度フィッティング機能の向上

(同機能の利用時に熱硬化反応解析オプションライセンスが必要です。詳しくはANSYS17.0>Help>PlanetsX>11_熱硬化パラメータフィッティングマニュアルをご参照ください。) 機能性向上の目的で充填材を多量に含む熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂のピュア材とは異なり、射出成形プロセス中に到達する中高せん断速度領域で増粘する性質を持つため、通常のCross-Macosko式では表現できないことがあります。Ver.6.0では先ずこうした増粘性を表現し、更には低せん断速度領域における増粘性(Herschel-Bulkley項)への適用性と硬化挙動に自由度を持たせたCross-Power_Law-Modified_Macosko式(最大12フィッティングパラメータ)を開発しました(正式リリース)。最新のフィッティングツールを用いて複雑な温度・せん断速度依存性をもつ硬化粘度成長曲線を表現することにより、PlanetsX樹脂流動解析でより高精度な熱硬化反応解析が実現できるようになりました。

図2 熱硬化性樹脂のせん断粘度フィッティング(中高せん断速度領域での増粘性の様子)
図2 熱硬化性樹脂のせん断粘度フィッティング(中高せん断速度領域での増粘性の様子)

2色成形(同時注入)解析機能の向上

(同機能の利用時にオプションライセンスは必要ありません。基幹機能の一つとしてご利用いただけます。詳しくはANSYS17.0>Help>PlanetsX>25_2色成形解析マニュアルをご参照ください。) 既往バージョンでは主にテキスト編集での設定をお願いしていましたが、ver.6.0から正式にGUI上で2色成形(同時注入)解析の設定が可能になり、操作性が向上しました。また複数の成形機毎に射出・保圧条件の設定ができ、自由な注入方法の組み合わせ(注入-注入、注入-初期配置、初期配置-初期配置)も可能になりました。

図3 2色成形解析における同時注入設定
図3 2色成形解析における同時注入設定

その他の機能性向上リスト

[基幹機能]
  1. 成形条件のテーブル入力がグラフ表示化されました。
  2. 表面張力の領域毎設定がこれまでボディ選択のみでしたが面選択なども可能になりました。
  3. ホットランナー設定、メカニカルバルブゲート設定がMechanical画面上のGUIから可能になりました。
  4. 対称領域の設定箇所がツリーアウトライン「樹脂流動−射出(PlanetsX)」の下層からも設定が可能になりました。
  5. 温度連成解析で構造体の物性データを設定する際、詳細ビューの[材料]からエンジニアリングデータを引用できるようになりました。
[粒子・繊維配向解析オプション機能]
  1. 繊維配向解析において繊維の重量含有率入力が可能となりました。また配向テンソル(A11,A22,A33)結果のコンター表示が可能になりました。
[射出圧縮/プレス成形解析オプション機能]
  1. スーパーインポーズ法と構造温度連成解析の同時解析が可能になりました。
  2. 移動境界法やスーパーインポーズ法を使用する際、不明なジャストパック時刻に対しジャストパック後の圧力制御テーブル設定を可能にしました。

PlanetsX 6.0 仕様変更

[基幹機能]
  1. ライセンスマネージャー(CSCPLAX.exeを使用)とライセンスファイルが更新されました。ライセンスファイルはVENDOR名がCSCWAONからCSCPLAXに変更され、PORT番号(7529)が追記されました(環境変数の設定が必要)。これらの更新によりこれまで度々発生していたライセンス認識エラーが解消される可能性があります。
  2. PlanetsXメカニカル画面の起動時、「過渡伝熱」解析から「樹脂流動」解析に切り替えるため手動でPlanetsXアイコンをクリックするよう仕様変更されました。
  3. 注入点、及び解析設定の項目が変更されました。
  4. 界面伝熱係数の単位がSI単位系に変更されました。
  5. そり解析実行時に拘束点を設定しない場合、これまで「弱いばね」が自動設定されましたが、今バージョンから「解析設定」で手動で設定するように変更されました。

CONTACT US

ご購入・レンタル価格のお見積り、業務委託についてはこちら。

お問い合わせ

ページトップへ