Planets] 2.1 リリース情報

2012年8月、Planets] 2.1がリリースされました。
今回の主なバージョンアップ内容は以下の通りです。

Planets] 2.1 主なバージョンアップ内容

光学性能評価解析プログラム「AURORA」(オーロラ)

プラスチック光学素子の性能を予測する解析機能が追加されました。
樹脂流動解析ならびにそり解析の結果を元に、複屈折・光路差・屈折率といった光学素子として重要な特性を算出することが可能です。これによりプラスチックレンズなどの製品設計・金型設計・成形条件の検討を一貫して行うことができ、製品の品質向上・生産性向上・コスト低減に大きく寄与します。


光学性能評価解析時の基本システム構成

樹脂流動解析の体積収縮率、およびそり解析の各種結果(応力、歪みなど)を元に、プラスチック光学素子の特性を評価します。各解析システム間の必要データの受け渡しは全て自動で行われるため、流動解析から光学性能評価まで、一貫してシームレスな操作が可能です。

MechanicalウィンドウにはAURORAの設定のための専用メニューが独立したアイコンとして表示されており、迷うことなく操作を行うことができます。

流動残留応力解析プログラム「RELX」(リラックス)

溶融樹脂内に生じる流動応力の緩和過程をレオノフの粘弾性モデルを用いてシミュレートし、離型時の分子配向状態に対応する残留応力・ひずみ・複屈折率を計算するプログラムです。
この残留応力は成形品の強度低下・割れ・成形後の変形・機械物性の異方性などに関わります。また複屈折率は、光学製品の性能を左右する重要な評価項目となります。

解析設定の詳細ビューに流動残留応力解析On/Offのスイッチが追加されました。Onとすると、評価に必要な各種条件を入力できます。

[結果]ブランチのコンテキストツールバーに、新たに流動残留応力解析用の結果項目が追加されました。

エアベント

新たな境界条件として、モデルにエアベント(空気抜き)の存在を定義することが可能になりました。既存のエアートラップ計算機能と組み合わせることで、残留空気の効率的な排出を考慮した金型設計に活用できます。

[環境]ブランチのコンテキストツールバーに、新たに「エアベント」境界条件が追加されました。

エアベントを設けることで最大射出圧力も低下し、樹脂がスムースに充填されている様子が分かります。射出圧力の低下は成形品質の向上に繋がります。

パーツごとの表面張力定義

従来バージョンでは表面張力はモデル全体に一様にしか定義できませんでしたが、本バージョンより複数パーツからなるモデル※2について、パーツごとに異なる表面張力を定義することが可能になりました。


解析設定の詳細ビューに表面張力を個別に指定するためのモードが新たに追加されました。

個別モードが選択されている際は、パーツごとの表面張力の設定が有効になります。

※1 光学性能評価プログラム「AURORA」と、流動残留応力評価プログラム「RELX」はオプションライセンスが必要です。
※2 Planets]で複数パーツモデルを扱うには、DesignModelrまたはSpaceClaimでマルチボディ化を行っておく必要があります。

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  • 光学性能評価解析プログラム「AURORA」の実装※
  • 流動残留応力解析プログラム「RELX」の実装※
  • エアベント境界条件の実装
  • パーツごとに異なる表面張力
  • ソルバーのスタビリティの向上

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