Multiscale.Sim 17.2リリース情報

2017年1月、Multiscale.Sim 17.2がリリースされました。

【Multiscale.Sim 17.2 アップロード先】

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Multiscale.Sim 17.2の主なバージョンアップ点

ANSYS17.2対応

Multiscale.Simが現時点の最新バージョンであるANSYS Workbench17.2およびMechanical APDL 17.2に正式対応いたしました。

また、これまでのMultiscale.Simでは、複数のANSYSバージョンに対応しておりましたが、今回から単一のANSYSにのみ対応する仕様に変更いたしました。これは、同一マシンに複数バージョンのMultiscale.Simを共存することをサポートするために設計されました。

Design Modeler環境の新しいミクロモデル作成テンプレート

<ランダム粒子分散モデル>
・任意の粒子径分布が指定可能(従来はガウス分布のみ)
粒子のサイズ径について、累積存在確率を指定することができるようになりました。従来はガウス分布も基づく指定しかできませんでしたが、本機能により任意の粒子径分布を指定することができます。


図1. 粒子サイズの累積存在確率を指定した粒子分散モデル作成例

・表皮層の定義追加
粒子の表面に、最大で2層の膜を作成することができるようになりました。


図2. 粒子に表皮層を追加したミクロモデル例

・パッキングアルゴリズムの改善
ユニットセル内に球を敷き詰めるアルゴリズムを改善いたしました。粒子のサイズが分布している (サイズ一定ではない)ことが改善された仕様を反映させる条件になりますが、これにより、球の体積含有率が高い(50%以上程度の)ミクロモデルも比較的短時間で作成できるようになりました。


図3. 新しいパッキングアルゴリズムで作成したミクロモデル例
(粒子の体積含有率55%)

<短繊維分散モデル>
・球座標系を用いた配向率の指定
球座標系を用いた配向率を指定する仕様を追加いたしました。繊維の向きは、図4に示すようにx軸からの回転角度と、 xy平面からの回転角度の2つのパラメータで定義されます。従来の定義方法よりも直感的に繊維の配向分布を指定することができるようになります。


図4. 新しい配向角の指定のイメージ

・分散角度の上限・下限界指定
繊維の分散角度に上限値と下限界値を指定することができるようになりました。プレス成形されたマット材などで、板厚方向にだけ繊維の回転角度を特定範囲に納めたいような場合に利用することができます。

ミクロモデル作成テンプレートのSpaceClaim対応

ミクロモデル作成テンプレートの一部がSpaceClaim環境にも対応いたしました。本バージョンでは、一方向材料、単一粒子分散、ハニカムの3種類のミクロモデルのみ対応いたしました。


図5. SpaceClaim環境に追加されたミクロモデル作成テンプレート

粘弾性均質化解析のWorkbench環境対応

粘弾性均質化解析がWorkbench環境で実施できるようになりました。本機能には、静的応力緩和の数値材料試験機能と、そこで得られた応力緩和特性に対する異方性粘弾性材料モデルでのカーブフィットが含まれます。


図6. 静的応力緩和数値材料試験の解析イメージ

異方性粘弾性材料モデルのWorkbench環境対応

粘弾性均質化解析で得られた異方性粘弾性材料モデルを用いた、マクロ構造解析もWorkbench環境で実施することができるようになりました。 異方性粘弾性材料モデルはカスタマイズされたエンジニアリングデータにて管理することができますので、通常のMechanical環境を用いた解析と同じ手順で、異方性粘弾性を用いた解析を実施することができます。

PlanetsXとの連携(β機能)

Multiscale.SimとPlanetsXを連携する機能をβ版として実装いたしました。この機能では、PlnaetsXの射出成形解析で得られた繊維分布に対して、 Multiscale.Simで得られた弾塑性あるいは弾性材料特性をマッピングすることができます。PlanetsX単体では、射出成形品の弾性特性のみを仮定した 構造解析しか実施できませんでしたが、Multiscale.Simと連携させることで非線形の材料挙動も考慮することができます。


図7. PlanetsXとMultiscale.Simの連携による射出成形品の非線形構造解析フロー

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