ANSYS 17.0の特長

機能ハイライト

ANSYS Mechanical (構造、伝熱、連成解析)

静的構造解析

変形形状の再利用

構造解析の変形形状を後続の解析の初期形状として使用できるようになりました。
この機能により、移動や変形で経路が変化したモデルの熱・電気伝導解析や、非線形座屈解析および時刻歴応答解析の初期不整を適切に設定できます。

破壊解析の強化

破壊解析で、サーフェスボディを利用して任意の非楕円・非平面亀裂面を作成できるようになりました。
この機能により、複雑な亀裂面の破壊力学パラメータを簡単に算出できます。

動的構造解析

部分構造法を用いた剛体運動解析をサポート

機械システムは高速化、小型化、軽量化に伴い、様々な振動や騒音問題が発生します。R17では剛体運動において、部分構造法を用いた弾性体を考慮した解析が可能になりました。圧縮パーツ機能により、弾性体パーツを非常に自由度が小さい、単一のスーパーエレメントとしてモデル化することで、解析時間を抑えることができます。

これにより、弾性変形や振動現象を含めたロボットアームやクランク機構などに対して、弾性体を考慮した運動を検討いただけます。

ランダム振動解析における計算速度の改善

ランダム振動解析の計算時におけるファイル処理が見直され、計算速度の改善が図られました。

ランダム振動解析で必要な、モーダル結果ファイルをコピーする作業を省略することにより(MODDIRコマンド)、以前のバージョンに比べて計算速度が平均20パーセント向上します。

連成場解析

ECAD(電気CAD)データを利用した配線材料マッピング機能

Workbench の [外部データ] に ECAD データを読み込むことで、複雑な配線データに応じた材料特性を求め、メッシュにマッピング可能になりました。また、ANSYS SpaceClaim Direct Modeler上でECAD データを読み込み、自動で多層構造のジオメトリを作成できるようになりました。
これにより、配線データを形状化した詳細モデルが不要になるだけでなく、トレースする解像度と、マッピングするメッシュサイズを変えることで、解析精度と計算コストを容易に調整いただけます。

エレクトロマイグレーション

エレクトロマイグレーションとは、電気伝導体中で、金属原子が電界による静電力と電子の衝突(電子風)により移動する現象で、その原子(または空孔)流束は、温度・電位・応力・濃度に依存します。
電子部品の小型化により、温度や応力、電流密度が高くなり、故障原因の1つとしてこのエレクトロマイグレーションは無視できないものになってきています。

R17.0では、ダイレクト連成場要素(PLANE223 / SOLID226 / SOLID227)を 用いることで、以下の考慮が可能になりました。

  • 応力勾配に応じたストレスマイグレーション
  • 温度勾配に応じたサーモマイグレーション
  • 電位勾配に応じたエレクトロマイグレーション

システム/プリポストテクノロジー

接触整合/節点マージ

接触整合を使用することで、四面体メッシングされたボディ間に対して、指定トレランス内でトポロジを共有していないメッシュ節点を整合できるようになりました。

また、節点マージ機能により、整合した節点をマージできるようになりました。メニューの「辺の色付け」から「ボディ接続を指定」を選択することで、マージされたことを確認いただけます。

結果レジェンドオプション(高画質)

結果レジェンドオプションに「高画質」が加わりました。これにより、隣接するバンド間に非常に小さな間隔を指定した際の、カラー表示の問題が解消されるようになりました。

カスタマイズ

ACTウィザード

ACT(Application Customization Toolkit)を使って、ANSYS Workbech全体、または各アプリケーションレベルのウィザードを作成可能になりました。ウィザードの活用により、ステップ・バイ・ステップの指示に沿って入力するだけで、初心者でもモデリングから解析までの全工程を行えるような環境を構築いただけます。

オートメーションAPI

Mechanicalの画面操作や設定作業を自動化するためのスクリプト機能がACTに実装されました。
従来のJscriptによる方法と比較し、「対話形式による実行が可能」「オンラインヘルプ完備」といった多くのメリットがあります。

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