ANSYS 17.0の特長

流体解析

10x 並列計算のスケーラビリティ

ANSYS Fluentは、90%の効率で129,000基の演算コアへの拡張性が実証され、シミュレーションの分野における従来の世界記録を塗り替えることに成功しています。シミュレーションの適用範囲が広がり、他社製品よりはるかに幅広い実世界の問題や製品の解析を行うことができます。

詳細

エンジニアリング企業は生産性を常に向上させなければなりません。そのためにはシミュレーションツールの処理能力を高める必要があります。その鍵を握る戦略的技術となるのがHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)です。HPCを利用すると、より多くの設計案の検討を行えるため、製品性能に対する知見を深め、生産性を向上させることができます。ANSYS 17.0では、ANSYS CFXとANSYS FluentのHPC機能がさらに改善されました。

領域分割、通信、AMGソルバーの一層の最適化により、Fluentソルバーは90%の効率で、12.9万基の演算コアへのスケーラビリティ性能を持つことが実証されました。並列演算の規模と効率の点でも、モデルの複雑さの点でも、かつてない記録です(図X1を参照)。スライディング インターフェースの交点および負荷分散のアルゴリズム改善によって、ブレーキパッド、エンジンクランクケース潤滑モデル、ICE(内燃機関)のようなMDM(移動変形メッシュ)やスライディングメッシュを扱う事例についても、スケーラビリティが改善されました。たとえば、セル数が160万のICE事例について、384基のコアで演算を行った例では、最大55%の改善を実現できました(図X2を参照)。さらに、HDF5ファイル形式を利用することにより、事例やデータのI/O時間も大幅に短縮できます。

ANSYS CFXについても、離散化と線形ソルバーの様々な改善や、一般的な不連続格子の交点の計算のようなその他の解析処理の改善によって、様々な事例でシミュレーション時間が大きく短縮されました。たとえば、それぞれ512基および4,096基のコアを使用して、CFXで完全な非定常ハイドロタービンシミュレーションと内部乱流シミュレーションを行った例では、最大30%の時間を節約できました。大量の領域や面セットのある大規模で複雑なCFX事例をHPCシミュレーションで処理した場合も、読出し/書込み処理の大幅な時間短縮を実現できます。

スケーラビリティの画期的ブレークスルー(12.9万コア、90%の効率)は、Cray社、NCSA(米国立スーパーコンピュータ応用研究所)、NERSC(米国立エネルギー研究科学計算センター)の協力を得て実現されました。非定常乱流、複数の化学種の混合、乱流−化学相互作用のあるガスタービン燃焼器をFluentモデルとして使用しました。

ANSYSのHPCソフトウェア開発に対する注力により、ソフトウェアリリースごとの大幅な改善が実現された結果、Fluentのスケーラビリティは過去10年にわたって、14ヶ月ごとに2倍の割合で向上し続けています。

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