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応力-ひずみ曲線(おうりょくひずみきょくせん)

英訳:Stress-Strain Curve

応力-ひずみ曲線とは、一般には材料の単軸引張試験時に測定した応力とひずみを、横軸=ひずみ、縦軸=応力をとって描いたグラフのことを指します。
略して S-S Curve(S-S曲線)と呼ばれることが多いです。

以下、塑性材料を例にとって説明します。

一般には応力-ひずみ曲線は公称応力・公称ひずみ(工学応力・工学ひずみ)で作成されます。
CAEで大ひずみを伴う解析では、真応力・真ひずみで作成した応力-ひずみ曲線を利用します。

CAEで応力-ひずみ曲線を入力するには主に以下の二種類の方法が使われます。

  1. 二直線近似塑性
    降伏点以降を一本の直線で表す方法です。
  2. 多直線近似塑性
    降伏点以降を複数の直線で表す方法です。

一般的に使用される単位

  • SI単位系では応力はPa(パスカル)
  • 長さの単位をミリメートルとした場合はMPa(メガパスカル)
  • ひずみは無次元量のため単位はありません。

Ansysにおける取扱い

  • Ansysで塑性材料を利用するときは、多直線近似塑性または二直線近似塑性で入力するのが一般的です。

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