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クヌッセン数(クヌッセン数)

英訳:Knudsen number

クヌッセン数(クヌーセン数とも呼ばれます)とは、流体力学で用いられる無次元数の一つで、以下の式で表されます。

流体を連続体として扱えるか(流体力学で解析可能か)を判定する際に用いられ、クヌッセン数が1より十分に小さい場合は連続体として扱うことができますが、1より大きい場合は希薄気体となります。

連続体と希薄気体の境界は0.01から0.1といわれています(文献によって異なります)。

実際の解析では、例えば流れ場の圧力が非常に低い場合や、代表長さ(流れ場で着目している長さ)が非常に小さい場合は、流体を連続体として扱うことが難しくなります。
そのため上記のような解析を行いたい場合は、流体を連続体として扱えるかどうかを確認するために、解析を始める前にクヌッセン数を確認することをおすすめします。

Ansysにおける取扱い

  • Ansys FluentおよびAnsys CFXではクヌッセン数が0.01以下の場合には連続体として解析が可能です。

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