CAE用語辞典エロージョン (えろーじょん) 【 英訳: Erosion 】

エロージョンとは、材料に固体、液体および気体によって機械的力が繰り返し与えられることによって材料表面が変形・劣化し、少しずつ材料が離脱することで減肉を生じさせる現象のことです。
金属材料だけでなく、セラミックやプラスチックなどの非金属材料でも発生します。
発生する機械的力は小さくても繰り返しの頻度が多くなると、時間の経過とともに変形が蓄積されて材料に穴が開くなどする場合もあります。

エロージョンの多くは固体による侵食ですが、キャビテーションが原因で生じるキャビテーションエロージョンのように液体が原因となる場合もあります。
またエロージョンが発生している箇所は表面が削り取られてむき出しの状態となるため、電気化学的な腐食(コロージョン)の進行が早まることも多く、蒸気系配管では両方の作用で腐食が進むエロージョン・コロージョンとして捉えることもあります。

エロージョンの解析は、粒子追跡の一つである粒子腐食の解析になります。
粒子の速度や材料の組合せ、温度、粒子形状などから得られる腐食速度を考慮した解析モデルを使用します。
解析モデルでは各種係数の変更が可能となりますので、実際の現象にあわせてチューニングを行って頂く場合もあります。

ANSYSにおける取扱い

  • ANSYS FluentおよびANSYS CFXでは粒子追跡機能の1つとしてエロージョンを取り扱うことが可能です。

関連用語

キャビテーション


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