第3回 全日本学生フォーミュラ大会 協賛レポート

2005年9月6日〜9日の4日間、富士スピードウェイにて第3回全日本学生フォーミュラ大会が開催されました。今年は、昨年よりも10校多い45校がエントリーし、過去最大の規模となりました。また過去に出場経験のある学校は着実にレベルアップを遂げており、技術的にも水準の高い大会になっています。
今回の大会では、学生は「アマチュアの週末レーサーに販売する車両」をテーマに様々な車両を製作しました。審査項目はアクセラレーション、スキッドパッド、オートクロスやエンデュランスといった動的競技4種目の他、静的競技として車検・コスト審査・設計審査・プレゼンテーションの4種目が行われます。審査は全てプロのエンジニアが行いますが、中でも車検は評価基準が厳しく、通過しないと走ることすら許されません。そのため初出場校を中心に苦戦するチームも多くありましたが、あきらめずに何度でも挑戦している姿が印象的でした。

一方、出場経験校は過去の反省点を活かして、さらにパワーアップした車両を披露しています。

東海大学メンバー東海大学は、「コーナーで速い車両」テーマに、コーナーでのスピードにこだわった車両を製作。性能・デザインともに「自分たちが本当に乗ってみたいフォーミュラカー」を目指しました。またフレームやハブの応力解析にANSYS DesignSpaceをご活用いただいています。

宇都宮大学マシン宇都宮大学では、欧米校並みの軽量車両を実現。「退屈反対」をコンセプトに、フォーミュラカーらしい魅力あるデザインや高回転のエンジン音、軽量車両ならではの軽快なフットワークを提供することで、非日常的な使用感を演出します。なお車両の軽量化の際には、ANSYS DesignSpaceを使ってフレームやサスペンション、ブレーキシステムの安全性の検証を行なったそうです。

東京大学マシン東京大学では、「簡単・速い・楽しい」をコンセプトに電子制御CVT搭載エンジンを導入し、初心者でも操作しやすいオートマ感覚のフォーミュラカーを実現。電子制御プログラムを自作することで、よりきめ細かい制御を可能にしました。またANSYSによるフレームの強度解析や、昨年のマシンの実測データに基づいて改良を加えることで信頼性を向上させています。

このように学生の間でもフォーミュラカーの性能向上、安全性の確立のためにCAEが活用されています。今年の大会ではフレームやハブの応力解析に加え、吸気管の熱流体解析やサスペンションの機構解析といったより高度な解析の活用が広がっていました。

全日本 学生フォーミュラ大会では、学生たちが思い思いに製作したフォーミュラカーを携え、チームが一丸となって競技に挑んでいました。中には思うように走らなかったチームもあるかもしれませんが、大会を通じて得た仲間と共に「ものづくり」をする喜びは何にも変えがたいものではないかと思います。この感動を体験した学生たちは、将来どんな「ものづくり」をしていくのでしょうか。今後の彼らの活躍が楽しみでなりません。

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