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電磁界解析

Electronics Desktop:回路解析のためのPAM4信号伝送

2018年3月

近年の高速シリアル設計では、NRZバイナリの限界を克服する手段としてPAM4信号伝送にますます注目が集まっています。AnsysElectronics Desktop では、回路のQuickEye解析、VerifEye解析、およびIBIS-AMI解析にPAM4信号伝送のサポートを追加しました。これには、送信機コンポーネントに追加されたオプションによってPAM4 をサポートし、マルチレベル信号を解析するための新しいポストプロセス機能が含まれています。

目次

はじめに

図1-28Gb/sのPAM4アイパターン図1-28Gb/sのPAM4アイパターン

図2-28Gb/sのNRZアイパターン図2-28Gb/sのNRZアイパターン

4値パルス振幅変調 (4-level pulse amplitude modulation)としても知られるPAM4は、2進ビットを4つの論理レベルの1つにマッピングされた単一の符号にエンコードする手法です。同一のUI(unitinterval、ユニットインターバル)で送信された場合、PAM4はNRZ(Non Return toZero)バイナリの2倍のデータを送信します。同様に、同一のデータ速度で送信された場合、PAM4はNRZが使用する2倍の大きさのUIを使用します。図1および図2には、28Gb/sの速度、71.4ps UIのPAM4信号、35.7psUIのNRZを設定した状態が示されています。

AEDTにおけるPAM4の設定

PAM4信号は、Ansys ElectronicDesktop(AEDT)のアイソースコンポーネント、およびIBIS-AMI送信機コンポーネントで設定します(PAM4信号をサポートしているIBIS-AMIモデルを使用することが前提です)。これらのコンポーネントには、[modulation]という新しいプロパティ(図3)があり…

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