ユーザインタビュー 株式会社 日立製作所 様 「V&Vの問題は、CAEが普及すればするほど必要度が増してくるので、更にニーズが増えていくと思います」
グループ全社の技術者育成のため、CAEユニバーシティの定期講座を活用

株式会社 日立製作所 様

CAEのあるものづくり Vol.28|公開日:2018年9月

今回のインタビューは、株式会社 日立製作所様にご協力いただきました。

世界でも有数の総合電機メーカーでおられる日立製作所様は、1910年、「日本製の発電機を作りたい」という思いの元、当時36歳だった小平浪平創業社長と、数名の若いエンジニアが興したベンチャー企業から始まりました。それ以来「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という理念のもと、社会・産業システム、情報・通信システム、高機能材料、電子装置・システム、オートモーティブシステム、建設機械、生活・エコシステムなど、広範にわたる事業を展開しています。

近年では、過去100年にわたり培ってきた社会インフラに関わる運用・制御技術(OT:Operational Technology)と、50年以上の歴史を持つIT、そして優れたプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業を推進することで、IoT時代の新しい価値創生に取り組まれています。

今回は、日立グループ全体の人材育成を担う日立総合技術研修所様より、シニアプランニングマネージャー 西垣 一朗 様を訪問し、研修の1つとして採用いただいている「CAEユニバーシティ」や、CAE人材育成についてお話を伺いました。

(以降、お客様の敬称は省略させていただきます)

目次

日立グループ全社の技術者育成を担う総合教育研修所。特定のテーマに偏らず、V&Vの問題を扱うCAEユニバーシティの定期講座を採用

- ご担当業務についてお聞かせください。

西垣 - 私が所属する日立総合技術研修所では、日立グループ全体の技術者育成を担当しており、各種の技術研修を提供しています。分野は機械系から電気系、情報系や開発技法に関するものなど多岐にわたります。 私はもともと機械研究所にて、ANSYSをはじめとしたCAEによるシミュレーションに長年携わり、ツールのとりまとめや解析手法の開発、設計者支援などを行っていました。そうした流れもあり、2012年より機械系全体の教育プログラムの企画・運営を担当しています。

- 日立総合技術研修所様には、CAEユニバーシティの定期講座を研修メニューの1つに加えていただき、毎年、多くの方に受講いただいております。きっかけは何だったのでしょうか。

西垣 - 当社にはエンジニアが多数います。課題も部署により異なり、利用ツールも様々ですので、研修所で個々の操作方法のトレーニングを扱うのは効率的ではありません。そこでトレーニングは各ベンダーに任せ、我々の研修では全社で共通する課題を扱うようにしています。

なかでも、CAE教育で特に重要なのはV&V(妥当性検証)の問題です。いくら操作方法を覚えても、結果を設計に活用できていなかったり、間違った使い方をしていては意味がありません。

重要なのは「実験と計算結果は合わない」を前提に、設計を進めること。
設計とCAEの間を埋めるためのノウハウを教える研修を模索

西垣 - 私は30年以上CAEを利用してきましたが、昔は精度良く解析しようとしても、PCの性能が障壁となり解析できませんでした。当時は、PCさえ良くなればCAEも高度化されて、設計の質も向上すると考えたものです。しかし現実問題はもっと複雑で、PCの性能が格段に向上した今日でも、やはり実験と計算は簡単には合いません。

むしろ重要なのは「実験と計算結果は合わない」を前提に設計を進めることだと思います。合わないことを前提に、「何を見るために解析をするのか」「結果を設計に活かすにはどうするべきか」といったような、設計とCAEの間を埋めるためのノウハウを培っていくことが重要ではないでしょうか。

例えば、解析をするときは、計算結果が出てから考えるのではなく、まず解析する前に考える必要があります。計算は「自分が想定していたことが理論的に合っているかどうか」の確認に使うべきです。そこで研修所でも、そうした技術力を養うための講座を設けることにしました。

はじめのうちは社員で教えていたのですが、どんなツールにも適用できるノウハウを教えることに限界を感じ、外部委託を考えるようになりました。そのときにサイバネットの営業からCAEユニバーシティを紹介され、導入に至りました。特に決め手になったのは、CAEユニバーシティは、ANSYSなどの特定のCAEツールに依らないので、利用ツールに関係なく受講できるという点でした。

人数を気にせず、好きな時に受けたい
講座を受けられるのが定期講座のメリット

ありがとうございます。サイバネットシステムでは、設立当初から大学教授の先生がたに協力いただき、特定のツールに偏るのではなく、すべてのCAEエンジニアに共通して求められるような技術力の育成を目指してきました。その思いは設立から10年以上経った今でも変わりありません。
ところで、CAEユニバーシティでは、お客様のところに講師がお伺いして講座を行う、出張形式のセミナーも多数行っております。日立様は定期講座をずっとご利用いただいていますが、その理由は?

オンサイト講座を実施する場合は、ある程度まとまった人数を集めなくてはいけません。
一方、定期講座の場合は1名から参加可能です。それぞれ必要な講座も受講できるタイミ ングも異なりますので、各自が受講したいときに、人数を気にすることなく、好きな講座を受けられる定期講座のほうが我々には合っていると…

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