ユーザインタビュー シンフォニアテクノロジー株式会社 様 電磁クラッチやパワエレ機器の設計現場で、ANSYSが活躍
「我々も現場で積極的に手を動かし、汗をかくようにしています」

シンフォニアテクノロジー株式会社 様

CAEのあるものづくり Vol.21|公開日:2014年10月

今回のインタビューでは、シンフォニアテクノロジー株式会社様(旧 神鋼電機株式会社様)にご協力いただきました。
1917年の創業以来、「Motion & Energy Control」をコア技術に、航空宇宙、モーションコントロール、クリーン搬送機器、自動車用試験装置などのさまざまな分野において、世界中のものづくりを牽引されてきたシンフォニアテクノロジー様。
「響いてこそ技術」をコーポレートステートメントとして、多彩な技術と人材を武器に、人の心と地球の未来に「響く」製品開発を追求なさっています。また近年では中国やASEANへも積極的に進出され、グローバルな躍進が注目を集めています。

今回お話いただいた方々
開発本部 研究部
 基盤技術グループ長 塩崎  明 様
           稲葉 純吉 様
           諸星 時男 様

(以下、お客様の名前の敬称は省略させていただきます。)

目次
  1. 創業以来、発電機やモータ、産業機械をはじめ多種多様な製品を生産
  2. 製品開発の基礎となる技術の開発・発展を担う専門部隊。解析やCAE教育も担当
  3. 材料力学とANSYS操作教育の講習会を定期開催。今では設計者が主体的に解析を実施。妥当性の検証など、開発本部はサポート役
  4. 解析担当者も実現象を知ろうと努力するうちに、設計者とのつながりが深化
  5. サイバネットのサポートと、セミナーテキストが社内教育に貢献
  6. 流体解析や超弾性、複合材料などが今後の課題。

創業以来、発電機やモータ、産業機械をはじめ多種多様な製品を生産

- まず、御社の事業内容についてお聞かせください。

塩崎 - 当社は、1917年に鳥羽造船所内に設立された電機工場を起源としており、2017年に創業100年を迎えます。創業以来、開発志向の電機メーカーとして、発電機やモータ、産業機械をはじめとして多種多様な製品を生産してきました。

従業員数は海外も含めて4,300人、国内では2,800人強です。工場は伊勢、豊橋、鳥羽の3拠点のほか、中国とタイにも生産拠点があります(2014年3月末現在)。

- 社名を変更されたのはいつですか?

塩崎 - 2009年に神鋼電機株式会社から「シンフォニアテクノロジー株式会社」に社名変更し、現在に至っています。「シンフォニア」とは「交響曲」という意味があり、様々な技術や個性を響かせあいながら、時代を牽引する新しい技術・サービスを提供していくことを目指しています。

当社の製品は大きく分けて「モーション機器」と「パワーエレクトロニクス機器」に分類することができます。

「モーション機器」は、例えば航空宇宙向けの電装品や空港の支援車輌、鉄道・建設車両用の電装品、シールプリントや医療画像として使われる高解像度の昇華式プリンタなどが挙げられます。また、電磁クラッチやブレーキは、その品揃えの豊富さと耐久性には定評があり、自動車や産業機械、OA機器など様々な業界のお客様にご利用いただいています。

一方「パワーエレクトロニクス機器」においては、例えばクリーン搬送機器の分野では、300oウェーハ用ロードポートが世界のトップブランドとして高い評価を受けています。EV/HEV関連では、次世代自動車開発のための実験装置・各種試験機器でトップクラスの実績があり、近年では、EV用急速充電システムも製造しています。

この他、食品の加工・製造プロセスに見られる振動搬送機器や、製造ラインの要となる部品供給・並列搬送を行うパーツフィーダ、資源リサイクルにも威力を発揮するリフティングマグネットなど、様々な業界でものづくりに携わっています。

製品開発の基礎となる技術の開発・発展を担う専門部隊。解析やCAE教育も担当

- ご担当業務についてお聞かせ下さい。

塩崎 - 私達は開発本部研究部の「基盤技術グループ」に所属しています。基盤技術グループとは、当社の製品開発の基礎となる技術の開発・発展を担う部門です。テーマは材料開発から、CAE技術、振動制御、画像処理まで多岐にわたります。

私自身は、1994年に入社後、機械系の解析担当として研究部に配属されました。当時は電気系のエンジニアが多く、機械系の解析は私を含む2人で請け負っていました。その後、電磁界分野の解析や連成解析、最適設計などCAE技術の普及と高度化に力を入れてきました。現在は、その任務を稲葉、諸星に引き継ぎ、先程述べた基盤技術グループのまとめを担当しています。

稲葉 - 私はもともと、券売機や半導体製造装置などの機械設計を担当していたのですが、2009年にこの開発本部に異動になりました。担当は主に機械系の解析ですが、シミュレーションに限らず、材料力学を使った設計検証なども行っています。最近では流体解析にも着手しており、実験結果と比較しながら、少しずつ解析対象を広げているところです。

基盤技術グループのもう1つの役割が、CAEの人材育成です。解析のサポート役として、日々、設計者から寄せられるツールの使い方やモデル化の方法などの相談に応じたり…

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