解析講座 破壊力学について 〜(3)三次元問題への拡張〜
東京理科大学 理工学部 機械工学科 岡田 裕 様

目次

  1. 有限要素法と破壊力学…三次元問題への拡張
  2. 仮想き裂閉口積分法
  3. J積分法の三次元への拡張
  4. 領域積分法を用いたJ積分法の三次元への拡張
  5. 領域積分法を用いた相互積分法
  6. き裂近傍の有限要素法解析モデルについて
  7. まとめ

1. 有限要素法と破壊力学…三次元問題への拡張
前回までで、破壊力学に関する基本的な考え方と有限要素法を用いた破壊力学解析について述べてきました。しかし、読んで頂いた方々は気付かれたかもしれませんが、前回までの議論はすべて二次元問題について展開しています。筆者の私感ですが、過去の文献を調べていく中で破壊力学に関する理論的な研究は主に二次元問題に対して行われてきたこと、さらに、有限要素法の破壊力学問題への応用も二次元問題から始まっています。なぜ、二次元問題から始まったか?と、いうことについては想像しかできませんが、き裂や切り欠きの力学に関する解析的研究(例えば、Williams [1、2]、等)が2 次元問題を対象として行われてきたこと。おそらく、三次元問題弾性問題に対する理論解の導出が一般に大変難しいことが理由の一つであろうと思われます。さらに、1970 年代から1980 年代初頭にかけて、有限要素法を用いた破壊力学解析に関する研究が盛んに行われていましたが、それらのほとんどが二次元問題解析だった理由は当時使用されていたコンピュータの計算能力にあるのだろうと思います。私が有限要素法解析に触れ始めたのは1985 年頃ですが、手元のPCで有限要素法解...

続きはPDFダウンロードで御覧ください
※一覧ページでダウンロード資料を選ぶ


関連キーワード

関連セミナー

はじめてのANSYS体験セミナー(無料)

CONTACT US

ご購入・レンタル価格のお見積り、業務委託についてはこちら。

お問い合わせ

ページトップへ