EnSight 新バージョン V10 のご紹介〜 高機能と高いユーザビリティの実現で、可視化分析作業を支援 〜

目次

可視化機能の強化

バージョン10では、グラフ機能やボリュームレンダリング機能の強化も行われています。

グラフ機能は、EnSight の特長のひとつです。可視化結果とグラフを同一のビュー内に表示できます。

例えば、時系列データの可視化では、その時間ステップの変化と同期しながら、数値の変化をグラフで見ることができます。

本バージョンでは、第2座標軸をサポートしました。2つの変数の相関関係をグラフにプロットし、解析結果と一緒に検討できます(図2)。

図2 グラフ機能
図2 グラフ機能
(PlanetsX による樹脂流動解析結果の可視化)

また、空間内に分布するデータを3次元的に把握することができるボリュームレンダリング機能が強化されています(図3)。これまでよりも簡単に、また、これまでよりも低スペックのマシン環境でも動作するように改良されました。

図3 ボリュームレンダリング
図3 ボリュームレンダリング
( ANSYS CFX によるファン周りの流れ解析結果の可視化)

ボリュームレンダリングは、対象のデータに対して透明度を変化させ、空間全体の分布を直接レンダリングします。いわゆる等値面では、ある指定したレベルの値がどのように空間内に存在しているかを表現できますが、ボリュームレンダリングでは、透明度の与え方*1)を変えることで、そのデータがどのように拡散、収縮しているかといった空間 内の分布を見ることができます。

*1) 透明度をある一定の不透明値に固定すると等値面と同じ効果が得られます。

Python スクリプトを利用した自動化と拡張

多くのソフトウェアと同様 EnSight も、データの詳細分析は対話的に、定型処理はバッチ的に行うことができる両方の側面を備えています。特にEnSightでは独自コマンドに加え、Pythonスクリプトを採用しています。

Pythonスクリプトは一般的なオブジェクト指向のプログラミング言語ですので、変数化やif文、forループなどの制御文も自由に記述できます。EnSightのPythonオブジェクトの処理と組み合わせることで、可視化の自動化はもちろん、解析結果の中から取得したデータの計算処理、ファイルへの出力など、柔軟で強力なバッチ処理環境を構築できます。

また、開発元では、EnSightの全世界のユーザーが作成した Pythonスクリプトによる拡張機能を流通させる仕組みの提供も始めました。
Python Exchange (EnSight's Python Repository)

例えば、図4の例は表示結果に対して、ミラー反射のような効果を与えています。

EnSight の標準機能をいくつか組み合わせることでも実現できるのですが、これを簡単にボタン1つで行うような拡張Python スクリプト(mirror_image)をPythonExchange から取得することができます。

図4 ミラー表示
図4 ミラー表示
(ANSYS LS-DYNA による衝突解析結果例)

最後に

EnSightには、この紙面では伝えきれない多くの機能がサポートされています。
製品デモはもちろん、評価版のお貸出も可能ですので、ご興味のある方はぜひ、以下までお問い合わせください。

(CAEのあるものづくり2012年17号掲載)

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