解析講座はじめてみよう!流体解析(実践編)
〜誤差との上手なつき合い方(2)モデル形状による誤差について〜

目次

形状簡略化によるメリットとデメリット

今回の解析例の目的は全体の流れを素早く知ることでしたので、形状簡略化によりメッシュ数、計算時間を減らし、解析コストを下げることで目的を達成できました。しかし「形状簡略化の例」でも挙げたように、形状簡略化を行うと目的が達成できない場合もあります。

表3に形状簡略化によるメリットとデメリットを示します。形状簡略化によってメッシュ数を減らし、計算コストを大きく下げることができますが、計算精度の低下やモデル作成時間がかかるなどのデメリットが考えられます。
そのため、微小形状による影響を見たい場合や、構造解析との連成解析が必要な場合は詳細形状モデルを使用し、全体の流れを素早く知りたい場合は流れに大きな影響を与えない微小形状は簡略化を行う、といった使い分けが必要です。

表3 形状簡略化によるメリット・デメリット

おわりに

以上のように、今回はモデル形状の違いによる誤差について、簡略化の具体例を交えてご紹介しました。解析を有効活用するためには、解析を行う前に【解析の目的】として、何を見たいのか、定性評価か定量評価か、計算に掛けられるコストなどをよく考えることが必要です。目的にあわせたモデル化を行い、解析を有効にご活用ください。

第3回目は、メッシュによる誤差について解説します。どうぞご期待ください。

1 2 3 4

関連の解析事例




関連セミナー


CONTACT US

ご購入・レンタル価格のお見積り、業務委託についてはこちら。

お問い合わせ

ページトップへ