解析講座はじめてみよう!流体解析(実践編)
〜誤差との上手なつき合い方(1)〜

目次

「誤差」とのつきあい方は目的次第 〜定性評価と定量評価〜

繰り返しになりますが、実験も解析も実現象の一部を再現しているに過ぎません。そこで効率よく実験、解析を行うには、【何を知りたいか】と【かけられるコスト】をはっきりさせておくことが重要です。知りたい対象が明確であればあるほど、実現象と近づけることが容易になります。

これは実験結果と解析結果をすりあわせる際も同様です。特に、【その目的が定性評価なのか、それとも定量評価なのか?】を意識すると分かりやすいでしょう。
「定性評価」は対象物の傾向を把握することを指し、例えば「ポンプを駆動した場合にどの箇所で圧力が低くなるか」を知りたい場合は定性評価となります。 これに対して、「定量評価」は対象物を数値で把握することです。例えば「ポンプを駆動した場合に最も低くなる箇所の圧力値」を知りたい場合は定量評価となります。

定量評価の方がそれぞれの誤差を減らし、ギャップを減らす必要がありますので、時間、費用などの計算コストが高くなります。
もし傾向だけ見たいなら定性評価だけで十分ですが、数値データもきちんとすり合せたい場合は定量評価が必要です。しかし、いきなり定量評価に取り組むのは計算コストがかるので、まずは第一段階として定性的な比較を行うことをお勧めします。定性的な結果が合致するようになれば、例えば実験ができない条件での傾向を知るために解析を活用できるようになります。 第二段階として定量的な比較を行います。定量的な結果が合致するようになれば、例えば実験で条件を変化させた場合の結果予測に解析を使うことができ、実験回数の低減に繋がります。

>>次ページ:「誤差」を減らすために 〜発生要因とその対策〜

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