[住友ベークライト株式会社]革新的な材料開発に、ANSYSとMultiscale.Simの解析技術が貢献 〜「今、できないもの」を提示することにこそ、シミュレーションの意義があると思います〜 -5-

目次

CAEに期待するのは、実験では見えないものを可視化すること。
ミクロレベル、分子レベルまで解明できれば、高価な実験装置をしのぐ価値が生まれる

- 今後のCAEの進化について、どのようなことを期待されますか?

中井戸

中井戸 宙 様
大規模計算を活用してみたいです。CAEは、従来はハードウェアのスペックの問題で制約がありましたが、今では大抵のものは解けるようになってきたと思います。今までは、あまり重要でない部分はできるだけ簡略化して解析してきましたが、省略しないことによって、新しい発見があるのかもしれません。
畑尾 時間をかけて解析したほうがいい場合もあるのでしょうが、材料開発の担当者は、すぐにでも回答が必要です。相談を受けたら、翌日には何らかの回答を出すようにするのが、CAEで開発支援をする人間の役目だと思います。
その一方で、細かいところを見たいという思いも当然あります。CAEに期待するのは、実験では見えないものを可視化することです。例えば、先ほどお見せしたはんだの断面の写真。専用の装置を使えば、かなり細かい部分まで綺麗に見ることができるのですが、どうしてもある程度で限界に達します。
CAEでミクロや分子サイズまで解析して、その領域がどのような構造になっており、どのような効果をもたらしているか解明できれば、高価な実験装置よりも価値のあるツールになると思います。

- ANSYSの並列計算の機能もかなり充実してきていますので、よろしければ是非、ご検討ください。半導体パッケージは、ガラスクロス以外にも、多孔質体など、不均質な部分が至るところにありますね。実験では解明しきれない部分だと思いますので、Multiscale.Sim で解析できるようになれば、メリットは大きいと思います。
当社への要望は何かございますか?

畑尾 ソフトウェアの提供だけでなく、今、どのような製品が注目されていて、今後どのような製品が伸びそうかとか、それにより起こりうる問題など、技術トレンドに関する情報も発信してもらえるといいと思います。サイバネットさんなら大勢のお客様と接しているので、情報を集めやすいのではないでしょうか。

- もっと社外の情報が知りたい、お客様の間で情報交換がしたい、という方は多数いらっしゃるようです。当社も是非、お手伝いさせていただきたいと考えています。
そこで、最近では地域別のユーザー会など、お客様同士の交流につながるようなイベントに力を入れるようになりました。まだまだ手探りのところはありますが、お客様のご意見も伺いながら、有効に活用いただける場を作って行きたいと思います。

住友ベークライト株式会社 畑尾様、中井戸様には、お忙しいところインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
【メカニカルCAE事業部 マーケティング部】

「CAEのあるものづくりVol.19 2013」に掲載

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