[海外ユーザ3社共同インタビュー]DesignSpaceの活用について

Delphi Automotive Systems、Genie Industries、
Stewart & Stevenson Services,Inc.

昨年リリースされたDesignSpaceの最新バージョン5について、既にユーザとして利用されている3社の担当者にインタビューを行いました。

この内容は、米国ANSYS社発行の“ANSYS Solution”1999年秋号の記事を部分的に翻訳したものです。

Fereydoon Dadkhah

Fereydoon Dadkhah

Senior Mechanical Engineer
Mechanical Analysis Group
Delphi Automotive Systems

ANSYSの長年のユーザであるDadakhah氏は、Delphi社のグローバルエンジニアリングセンターにおいてDesignSpaceの導入を意欲的に進めてきた人物である。

Delphi Delco Electronics Systemsは、海外も含めた36拠点に168箇所の直営工場、ジョイントベンチャー、そして27のテクニカルセンターを保有する、自動車の部品・システム・モジュールなどの多様な製品を手がける大手サプライヤーである。例えば、DesignSpaceの画面に表示されているようなコンピュータチップの複合部品アセンブリなども取扱い、幅広い革新的なソリューションを提供している。

Leroy Mietzner

Leroy Mietzner

Senior Structural Engineer
Genie Industries

Mietzner氏は、1984年よりGenie Industries社に勤めており、同社の新製品開発チームのメンバーである。1988年からANSYSを使用してきたユーザである。

Genie Industriesは、世界をリードする搬送用リフトのメーカーで、革新的な設計とそれらの関連製品ばかりでなく、包括的に顧客技術サポートまでも提供している。Pro/ENGINEERより設計されているGenie Industriesのリフトは、68部品からなるアセンブリモデルとして作成され、DesignSpace V5により応力解析が行われている。

Mike Giles

Mike Giles

Senior Product Development Designer
Stewart & Stevenson Services,Inc.

Giles氏は、98年からStewart & Stevenson Services,Inc.に勤務しているが、98年7月からANSYSを使い始め、同年11月にはDesignSpace for Pro/ENGINNERも設計に利用している。

Stewart & Stevenson Services,Inc.は、多様な工業用やエネルギー用の装置を製造しており、エネルギー部門においては、石油、航空、軍事産業などの幅広い分野の市場開拓の段階から製品投入後のサポートまでをサポートしている。この応力図は、DesignSpace V5で解析したアセンブリモデルである。

将来的なCAEの位置づけは?

Fereydoon
Dadkhah:
設計工程において必要不可欠になるでしょう。また設計のもっと初期段階での利用が進むと思います。このようなツールは、製品の品質向上や早期市場投入に必ずつながると確信していますから。
Leroy
Mietzner:
我が社では、10年以上前に構造解析に取り組みました。その後ハードウェアのスピードやソフトウェア機能の向上によって、解析環境は格段に向上しました。しかしユーザ数はまだ限られています。将来的には、もっと多くのエンジニアが一般的にCAEを利用していくことになるでしょう。
Mike
Giles:
設計が3次元ソリッドモデルで行われ、それに適応した解析が進むと思います。数年前までは解析専門家に外注するとか別部門に依頼するしかなかった解析が、まさに自分の設計環境内でしかも自分のコンピュータ上で扱えるというわけです。

新しいDesignSpace V5のアセンブリ機能は?

Dadkhah: V5のアセンブリ機能は、非常に大きな変革と言えるでしょう。これにより扱える解析問題の幅がぐっと広がりました。
Mietzner: まさに私の探していた機能です。溶接される個々の部品の応力状態を検討したかったのですが、DesignSpaceのアセンブリ機能を利用すれば、1回の解析で、個々の部品の状態を検証できますし、大きさや材料物性値を効果的にまた効率的に検討できるようになりました。
Giles: V4.1を始めて見たとき、目からうろことはこのことだと思いました。解析エンジニアでもない私が、ほんの少し触るだけで解析ができてしまうのですから。それだけでも驚きだったのに、その後すぐにANSYS社は、アセンブリ機能を追加してくれました。今ではV4.1と同じ簡単さで、アセンブリ全体を使った作業ができるわけです。スピードも非常に早い。Pro/Eの68部品のアセンブリを読み込み、複数のエリアに境界条件を与え解析計算を行った全ての作業がたった40分で済みました。それは非常に早い計算時間です。

DesignSpace v5の利点は?

Dadkhah: V5は、V4.1に比べ機能がすばらしく改善されたのに、習得すべき点や使い方はほとんど変わらないということです。ウィザードを使えば、操作性は完全にV4.1と同じといってしまってよいでしょう。DesignSpace5は、直感的で、使い易く、しかも時代の最先端のインターフェイスを持っています。同じマシンでV4.1で解析したときに比較すれば、グラフィックス処理や、解析スピードは歴然の差です。特に固有値解析については、大幅にスピードアップしていますね。
Mietzner: SolidWorksで作成したアセンブリをいとも簡単に読み取ってくれます。またウィザードは本当に便利な操作環境です。ほとんどの場合ウィザードで作業します。私が行うことといったら、「Model」の「Attach」と「Environment」の定義、それから「Answer」を導くだけです。もし、異なる解析ケースで検討したいなら、既に作成済みの環境(またはモデル)をドラッグ&ドロップすればいいわけです。その後環境条件を少し編集して再計算すれば結果がでてきますから。モデルが修正されたときも、「Reflesh」コマンド一つでモデルに反映されますから。
Giles: V5は本当に使い易いと思いますよ。また、Pro/EとDesignSpaceの互換性は最高です。現在作っているモデルに対しそのまま荷重条件や拘束条件を追加すれば、後は結果が出てくるのですから。もしそこで、再検討の必要があれば、すぐにモデルに何らかの修正を行って、リフレッシュ(「Reflesh」コマンド)し、再度結果を出せばいいのです。全く簡単というほかありません。

「ANSYS Product News2000 Winter」に掲載

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