AR開発用SDK
Wikitude SDKの販売は2023年9月21日をもって終了いたしました。サポートは2024年9月21日まで継続されます。Wikitude Studio, Cloud, Studio APIへのアクセスも2024年9月21日に停止されます。ご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ロケーションベース型、画像認識型、マーカーレス型(立体認識)のARアプリをカンタンに開発できます。
iOS/Androidのネイティブアプリはもちろんのこと、Unity、Cordova、Xamarinでも利用できます。
各種ARデバイスにも対応可能です。
空間そのものを認識するSLAM技術を使えば、部屋にARのソファーや机を置いたりして配置を確認できるようなアプリを作成することができます。
キャラクター画像にカメラをかざすと、キャラクターが動いてしゃべったり、カタログにかざすとすぐにカートアイコンが表示され、買い物かごに追加できるようなアプリを作成することができます。
スマートフォンやタブレットのGPSで取得した位置情報に対して、動画や3Dモデルを表示できます。
防災アプリや観光アプリなどのARアプリを開発できます。
AR市場で待ち望まれている「シーン認識」を導入することで、SLAMベースのAR体験の認識と追跡のスペクトラムを拡張しています。
Wikitude SDK 8からWikitudeのコンピュータビジョンエンジンもアップグレードされ、拡張オブジェクトトラッキングモードがサポートされました。
これはARの体験中に、カメラビューから初期マーカーおよび対象物が外れた後であっても、ARオブジェクトを継続して表示できることを意味します。
インスタントターゲットを使用すると、ユーザーは物理面にARオブジェクトを追加したり、AR体験を保存したり、また、将来他のユーザーがそれらを読み込んで参照できるようにすることもできます。 さらに、保存されたインスタントターゲットのマップは、読み込まれたときに即座に編集することができます。
複数の画像を同時に認識することができ、全てのマーカーの上にARコンテンツを表示させることができます。
ターゲット画像の管理と認識をサーバーで行えます。
画像の管理と認識をWikitudeが提供するクラウドサービスで行うことができます。ターゲット画像が増えたり変わったりしても、デバイスにアプリを再インストールする必要がありません。
HoloLensとWikitudeの画像認識を併用することで、より精度の高いARを実現できます。
無償プラグインで、幅広い開発環境でAR開発ができます。
UnityやCordova、Xamarinといった開発環境でWikitude SDKを使えるプラグインを無償で提供しています。
電気自動車リーフのブラジル導入にあたって、日産はAR技術を用いてこの車両の革新性や優れた機能をアピールするという決断をしました。
このアプリではWikitudeのオブジェクト認識機能を活用しています。ディーラー店頭の
展示車両にタブレットを向けると車体の形を認識して、先進的な機能を紹介するコンテンツを表示します。
このアプリを使うと、モーターの仕組みやe-Pedal(※)の機能、充電方法や運転支援システムの機能説明、環境負荷のことなどリーフに関わる様々な情報を実際の車両に重ねる形で見ることができます。
※アクセルペダルの操作だけで加減速を行うシステムのこと
ルフトハンザ航空のグループ会社で航空機のメンテナンスを行う同社は、2018年にドイツのハンブルグで行われたAircraft Interiors ExpoにてARを使った技術展示を行い、大きな注目を集めました。
ボーイング737型機の通信用アンテナを機体に据え付けるデモンストレーションをするにあたって、同社は時間やコストのかかる実物展示ではなくAR技術を活用した展示を選択しました。
これによって、ショーに来場した顧客だけでなく世界中の航空会社の関係者に航空機のレドーム(※)の中で何が起きているのかを極めてわかりやすくアピールするという成果を残しております。表示されるコンテンツは実機のCADデータから作成されており、来場者は精細な3Dモデルを様々な角度から見ることができます。
Wikitude SDKを活用することで、コストや業務負荷の軽減と機器の内部構造を分かりやすく示すという展示の目標を両立させることができた好事例と言えます。
※航空機のアンテナ・レーダーなどを覆うカバーのこと
2016年に開催されたリオオリンピックに際して、ブラジル最大の放送会社であるRede Globo社はAR機能を搭載したアプリを使用して世界中からリオデジャネイロを訪れる観戦者やアスリートたちをサポートしようと考えました。
同社のアプリGlobo RIO 2016では、各競技のスケジュールや試合結果・順位の情報に加えて、様々な施設や試合会場がどの方向・距離にあるのかを表示する機能を備えています。オリンピック関連の施設だけではなく著名なビーチやコルコバードのキリスト像といった観光地も登録されており、旅行者がリオデジャネイロ滞在を満喫できるようなアプリになっております。
オリンピック施設や観光地の位置の表示をするために使われたのが、Wikitude SDKのロケーションベース機能です。これを利用することで、端末の位置情報をもとに登録された施設の方角と距離を簡単に表示させることができます。
スマートフォン、タブレットをはじめとして、HoloLensに代表される最新のスマートグラスなど、様々なデバイスやオペレーティング・システムに対応したARアプリを開発する事ができる 「Wikitude SDK」は、世界中の多くの開発者の皆様にご活用いただいています。
Wikitude SDK を用いて開発された数多くの優れたARアプリの中から、佐賀県のものづくり企業「株式会社九州コーユー」様が開発された教育アプリ、「Ai.R-Cord(エーアイアールコード)」をご紹介します。
「Ai.R-Cord」は、AR(拡張現実)の特徴を活かして、現実に近い体験を楽しみながら「プログラミング的思考」を学ぶ事ができる、小学校向けのICT/プログラミング教材です。1年生から6年生までの国語、算数、英語、理科、社会の各教科を楽しく学びながら、プログラミングの基礎知識としての、直列処理/条件分岐処理/繰り返し処理といった概念が自然に身につくようにデザインされた教材が多数提供されています。
1年生:国語
正しい文しょうをつくろう
6年生:理科
月と太陽
6年生:英語
英語での道案内をプログラミングしよう
6年生:算数
多角形をプログラミングしてみよう
今回、教育機関にも多く導入されている Microsoft 社の Surface タブレット向けにARアプリケーションを開発、リリースするにあたり、当社が販売・サポートを行っている「Wikitude SDK」をご活用いただきました。 今後、様々な教材コンテンツの追加や、iOS(iPhone、iPad)版、Android版についても近日中にリリース予定との事です。また、ユーザー登録をされた学校・団体様については無料で2020年3月まで試用が可能だそうですので、ご興味のある方は是非、新世代の教育コンテンツをお手元で体験してみてください!
「Ai.R-Cord」についての詳細はこちら:https://air-cord.jp
今回のWikitude SDK 9.2リリースでは、要望の多かった新機能や、いくつかの製品改善やアップデートが導入されています。
・新機能: 3Dモデルオブジェクトトラッキング(ベータ)
・新機能: アライメントイニシャライザー
・クラウド認識の改善
・イメージトラッキングの改善
・Unity Editor内の点群レンダリングの改善
・OpenSSLのアップデート
サブスクリプションユーザーは無償でアップデートしていただけます。
Unityで使用可能な高度なAR機能
・3Dモデルオブジェクトトラッキング(ベータ)NEW
・アライメントイニシャライザーNEW
・ハイエンドイメージトラッキング(単独、複数)IMPROVED
・シリンダートラッキング(単独、複数)IMPROVED
・クラウド認識 v.2 IMPROVED
・Unity Editor内の点群レンダリングの改善IMPROVED
全般的な改善と追加機能: 色とポイントサイズの編集
・OpenSSLのアップデートNEW
暗号化ライブラリの更新によって通信のセキュリティ強化
・マルチトラッカー✔
イメージ、オブジェクトARを一つのAR体験で
※この機能を試すためにはWikitude社の審査が必要です
Wikitudeのオブジェクトトラッキング技術は、デジタルコンテンツを実世界のオブジェクトにシームレスに
重ね合わせて貼り付ける必要がある場合に選択されるAR機能です。
Wikitudeは、3Dモデルを使用した新しいオブジェクトターゲット入力方法のベータ版を発表しました。この機能により、より優れた認識と追跡が可能になり、認識可能で追跡可能な物理オブジェクトの範囲が広がります。
Wikitudeのオブジェクトトラッキングは、ユーザのデバイスがライブカメラで同等のターゲットを見つけたときに起動します。このターゲットを参照するためのデータは、オブジェクト・ターゲット(.wto)と呼ばれる物理的なオブジェクトのデジタル化されたリファレンスマップです。
今日まで、オブジェクトターゲット参照マップは、画像をソース素材として作成することができました。Wikitude SDK 9.2では、ベータ・テスターは、オブジェクトターゲットのリファレンスマップ作成プロセスの入力データとして3Dモデルを使用できるようになりました。
3Dモデルの入力には .objファイル、CADモデル、その他3Dモデルフォーマットが使用できます
・複数の入力方法が利用可能: 画像や3Dモデルをソース素材として使用することができます
・ソース素材は自由に組み合わせ可能: 画像だけ、3Dモデルだけ、または両者の組み合わせを使用できます
・トラッキング可能な物理オブジェクトの範囲が広がる: 3Dモデルを入力とすることで、特徴の乏しいオブジェクト、反射のあるオブジェクト、質感の低いオブジェクトにも適用できます
・トラッキング性能の向上: 3Dモデルはリファレンスマップを拡大し、トラッキング性能を向上させる可能性があります
Augmented reality tracking guide(英語)もご参照ください。
3Dモデルをリファレンスマップの入力に使えるようになったことで、Wikitudeはのターゲットに対する選択肢が広がりました。
開発者の視点から見ると、両者のアプローチ(イメージと3Dモデル)はそれぞれ利点があります。
それらをまとめます。
イメージから生成 | 3Dモデルから生成 |
---|---|
参入障壁が低い:普通のスマホの画像で十分 | 3Dモデルは、オブジェクトに関する正確な情報を提供します |
3Dモデルがないオブジェクトをサポート | 色の異なるオブジェクトにも対応可能 |
すぐに試せる | 表面が均一で反射部の多いテクスチャのないオブジェクトにも対応可能 |
リファレンスマップは画像を追加して簡単に拡張可能 | 既存のCAD/CAMワークフローへの統合が容易 |
同じオブジェクトの見た目が異なる"バージョン"を持たせて認識精度を向上させられる | 光の変化に強い |
ユーザーが目にするものに非常に近い視覚情報から生成します | オブジェクトターゲットを生成するために、実際のオブジェクトが存在する必要はありません |
大きなシーンもこのアプローチで簡単にカバーできます | 完全な360°オブジェクトを利用できますが、アクセスが困難なオブジェクトには難しい場合があります |
すでに3Dモデルをお持ちで、ARの経験があり、3Dモデルベースのオブジェクトトラッキングにご興味のある方は、ベータテストチームに加わることができるかもしれません。選ばれたパートナーには、テスト用に個別にカスタマイズされたオブジェクトターゲットリファレンスマップが無料で提供されます。
Wikitude SDKはユーザーが任意の角度と距離からオブジェクトを認識できるような自動初期化プロセスを提供しています。
SDK 9.2では、オブジェクトを認識するためにデバイスを特定の(通常は理想的な)視点から向けるように誘導するアライメントイニシャライザーと呼ばれる代替プロセスを導入しました。
・認識しにくいオブジェクトに対しても利用可能:オブジェクトのテクスチャがはっきりしなかったり、泥やステッカーなどでテクスチャの信頼性が落ちている場合があります
・対象物を認識してトラッキングを開始する理想的な位置へ誘導します: このガイドによって、ユーザーがどこから端末を向ければよいかが期待されているのかを伝えるのに役立ちます。アライメントイニシャライザの実際のUI実装は開発者が自由に選択することができ、アウトラインを表示するものから、ユーザーが操作できるレンダリングされた3Dビューを表示するものまであります
アライメントイニシャライザーのサンプルアプリを試す
Wikitude SDK Expert Edition 9.2をダウンロードしてSTOPの交通標識に対してアライメントイニシャライザーを適用するサンプルをお試しください。
※日本の標識とは異なります
SDK 9.2でイメージトラッキングを使用する場合、ARスキャン中に手の動きが短く素早い場合でもトラッキングの安定性に優れていることが期待できます。ARCore/ARKitが存在する場合、SDK 9.2ユーザーはイメージターゲットのトラッキングをより安定させることができます。
SDK 9.2ではARCore/ARKitが使用可能な場合のシリンダーターゲットのトラッキングの安定性が向上しました。
前回のリリース(SDK 9.1)では、利用者がCloud Recognition v2.0で最大1100倍速の画像ターゲットアーカイブを生成できるように、新世代のオンライン画像追跡機能が導入されました。
SDKとサーバ間のデータ通信を調整した結果、Cloud Recognition v2.0を使用して、画像ターゲットを2倍の距離から認識できるようになりました。
大規模な画像コレクションに命を吹き込み、新しいWikitude Cloud Recognition v2.0の強力な機能とアップグレードされたパフォーマンスで作業してください。
JavaScript、Unity、Cordova、Xamarin、Flutter、Native APIで開発するための従来からの拡張現実機能
・ハイエンドイメージトラッキング(単独、複数)IMPROVED
・クラウド認識 v.2IMPROVED
・Unity Editor内の点群レンダリングの改善IMPROVED
全般的な改善と追加機能: 色とポイントサイズの編集
・OpenSSLのアップデートNEW
暗号化ライブラリの更新によって通信のセキュリティ強化
・Flutter 1.17へのアップデートNEW
・GeoARトラッキング✔
・インスタントトラッキング✔
・オブジェクトトラッキング✔
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